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【ホープフルS】ルメール騎手が語るワーケア―ハーツクライ産駒特集(3)

  • 2019年12月22日(日) 18時02分
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ワ―ケアに騎乗するルメール騎手(C)netkeiba.com


今年、2歳世代が絶好調のハーツクライ産駒。来年のクラシックへステップを進める“ハーツ産”注目馬を随時特集します。ここでは、センス溢れる力強い走りで新馬、アイビーS(L)と連勝して、ホープフルS(GI・中山芝2000m)に臨むワーケア(牡2・美浦・手塚貴久)について、デビューから手綱を取っているクリストフ・ルメール騎手に、いくつかの角度からお話を伺いました。

(取材・文=佐々木祥恵)

父ハーツクライと似ているのは「背中だけ」


 ワーケアのデビューは、6月9日の東京競馬場の新馬戦だった。距離は1800mで馬場状態は稍重という条件の中、単勝1.9倍の1番人気に支持されていた。スタート自体は特別速かったわけではないが、道中は中団外めを楽に追走。前進気勢のある走りで手応え良く進むが、それでいてピタリと折り合いもついている。そのままの勢いで直線に入り、ジョッキーが追い出しにかかると内に少し寄れながらも、力強いフットワークで突き抜けて、後続に2馬身半つけての快勝だった。

 ルメール騎手も、

「道中もすごく良い感じだったし、すごく良い脚を使ってくれました。これは走ると思いました。次走が楽しみになりました」

 とファーストコンタクトとなった初戦を振り返った。

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「次走が楽しみになった」と語った新馬戦(撮影:下野雄規)


 夏場は休養にあてたワーケアの2戦目は、10月19日の東京競馬場でのアイビーS(L)だった。距離は新馬戦と同じ芝1800mで今度は重馬場。この時の単勝は前走を上回る1.3倍。圧倒的な1番人気に推されていた。

 馬体重はプラス2キロの486キロと仕上がり具合も良好に見え、レースでも初戦同様にピタリと折り合いがついて、道中の手応えも抜群だった。直線に入るとあっさり先頭に立つ。ルメール騎手も「ノーステッキで強い勝ち方だった」とレース後話をしていたように、持ったままで抜け出し、後続に3馬身の差をつける圧勝劇だった。

 デビューから2戦、スピードを感じさせる走りながら、スローペースでも折り合いがついていて、直線で見せる瞬発力も若馬ながら圧巻だ。 

「乗りやすいですし、フットワークがすごく柔らかいですね。走っていてエネルギーを使わないですし、そのエネルギーをキープできているので、最後の良い瞬発力に繋がっていると思います」

 とルメール騎手は絶賛した。

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2戦目のアイビーSは持ったままで3馬身差の圧勝(撮影:下野雄規)


 ところでワーケアの父は、ルメール騎手の手綱で有馬記念にも優勝したハーツクライ。だが父とはあまり似ていないという。

「まず

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