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【有馬記念】リスグラシュー覚醒! 5馬身差Vに繋がったレース中の様々な要素

  • 2019年12月26日(木) 18時01分
哲三の眼

▲名牝誕生、有馬記念はリスグラシューが有終V(撮影:下野雄規)


2019年の総決算・有馬記念(GI)は2番人気のリスグラシューが覚醒。2着のサートゥルナーリアに5馬身差をつける圧勝劇で、有終の美を飾りました。1番人気に推された現役最強馬のアーモンドアイはまさかの9着大敗。その敗因を分析するとともに、競馬史に残る名牝誕生に至ったレース中の様々な要素を解説します。(構成:赤見千尋)

まさかの大敗…アーモンドアイの敗因は?


 有馬記念はリスグラシューが圧巻の走りで勝利しました。これで引退というのがとても惜しいと感じるほど、強い内容のレースでしたね。今回(ダミアン)レーン騎手はたった1日という特別な限定免許で騎乗出来ることになりました。矢作調教師や関係者の方々の熱意をしっかりとくみ取った、素晴らしい騎乗だったと思います。

哲三の眼

▲「矢作調教師や関係者の方々の熱意をくみ取った、素晴らしい騎乗」(撮影:下野雄規)


 レースを改めて振り返ると、各ジョッキー共に自分の馬の持ち味を出そうという気持ちがすごく強かったなと感じます。その上で、結果論になりますが、上位に来ている人馬を見ると、最初の1コーナーまでの位置取りで決まったなと。

 今年のレースは思いのほかハイペースになりました。正直僕はここまでハイペースになるとは読んでいなかったし

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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