京都芝外マイルで行われる伝統のハンデ戦。ナスキロ血脈の斬れ味が比較的モノを言いやすいレースで、ブラックムーン、ブラックスピネル、テイエムタイホーに入るリヴァーマンとか、ブラックスピネル、テイエムタイホー、マイネルメリエンダに入るチーフズクラウン(母父セクレタリアト)、こういうナスキロ柔さを伝える血を重視したい。他ではニジンスキーやプリンスリーギフトの血を引く馬の好走も目立つ。(解説:望田潤)
オールフォーラヴ キャトルフィーユやエンジェルフェイスの姪で、母レディアルバローザは重賞2勝。母母ワンフォーローズはカナダの古牝馬チャンピオン。マイラーというよりは1800型に見えるが、中距離のスローでは力みが目立ち、マイルに鞍替えして折り合いがスムーズになり連勝。パワー自慢の牝系で、本馬もディープ牝駒にしては平坦高速馬場より急坂タフ馬場のほうがパフォーマンスは上がるタイプだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
キョウヘイ ビームライフルの半弟で、ショウナンカサロのイトコで、母母ショウナンハピネスは府中牝馬S3着。父リーチザクラウンはマイラーズCに勝ちダービー2着。スペシャルウィークとダンスインザダークを通じるサンデーサイレンス3×3とニジンスキー5×4で、脚長で前駆の発達したマイラー体型。戦績どおり上がりがかかると追い込み届く大箱向きマイラーで、ここもリゲルSのような前崩れを待つ。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○