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【京都金杯】外マイルでナスキロ血脈の斬れがモノを言う ニジンスキー&プリンスリーギフトにも注

  • 2019年12月28日(土) 18時00分
京都芝外マイルで行われる伝統のハンデ戦。ナスキロ血脈の斬れ味が比較的モノを言いやすいレースで、ブラックムーン、ブラックスピネル、テイエムタイホーに入るリヴァーマンとか、ブラックスピネル、テイエムタイホー、マイネルメリエンダに入るチーフズクラウン(母父セクレタリアト)、こういうナスキロ柔さを伝える血を重視したい。他ではニジンスキーやプリンスリーギフトの血を引く馬の好走も目立つ。(解説:望田潤)

オールフォーラヴ
 キャトルフィーユやエンジェルフェイスの姪で、母レディアルバローザは重賞2勝。母母ワンフォーローズはカナダの古牝馬チャンピオン。マイラーというよりは1800型に見えるが、中距離のスローでは力みが目立ち、マイルに鞍替えして折り合いがスムーズになり連勝。パワー自慢の牝系で、本馬もディープ牝駒にしては平坦高速馬場より急坂タフ馬場のほうがパフォーマンスは上がるタイプだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○

キョウヘイ
 ビームライフルの半弟で、ショウナンカサロのイトコで、母母ショウナンハピネスは府中牝馬S3着。父リーチザクラウンはマイラーズCに勝ちダービー2着。スペシャルウィークとダンスインザダークを通じるサンデーサイレンス3×3とニジンスキー5×4で、脚長で前駆の発達したマイラー体型。戦績どおり上がりがかかると追い込み届く大箱向きマイラーで、ここもリゲルSのような前崩れを待つ。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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