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【古谷剛彦のクラブライフ】国民的な行事になってきた「有馬記念」

  • 2019年12月30日(月) 18時00分

嬉しくなった笑顔いっぱいの表彰シーン


 28日に、今年の中央競馬の全日程が終了しました。JRA総売上は、2兆8817億1700円となり、8年連続増を記録しました。リスグラシューの劇的なラストランで盛り上がった「有馬記念」は、468億8971万4600円の売得金を記録。天候に決して恵まれなかった中での前年比アップは、「有馬記念」が国民的な行事になってきた表れだと感じます。「有馬記念」当日は、Aiba札幌駅前(J-PLACE札幌駅前)の2つ上、地下1階にある「スタンピーズ」というイベントスペースのあるカフェで、トークショーに参加しました。

 昨秋にオープンした、ホッカイドウ競馬の場外発売所ですが、今年の「スプリンターズS」の週から、メインレースのみではありますが、JRA発売を始めました。「有馬記念」を発売するのが初めてだったこともあり、イベントを実施し、集客につなげたかったそうです。キャッシュレス投票の機械(JRAのものとは違い、ホッカイドウ競馬専用のもの)が設置されていて、飲食しながら、パブリックビューイングのように競馬を楽しめるスペースとなっています。勝ち馬当てクイズを実施し、その的中者から抽選で、プレイステーションクラシックなどの商品が当たるイベントがありましたが、リスグラシューに投票した方が結構いて、大いに盛り上がりました。しかも、あるテーブル席で競馬を楽しまれていた女性群から、商品をお持ち帰り頂く方が多く、1つのグループで1頭の馬を応援していたんだなぁと思っていましたが、その中の1人にリスグラシューの出資者がいたそうです。改めてその話を聞くと、ゴールした瞬間の盛り上がり方も全然違かったなぁと思いました。馬が勝ち、イベントで商品もお持ち帰り頂くという、二重の喜びを感じて頂けたという訳ですね。

 私の知り合いでも、リスグラシューを出資している人がいます。その方は、北海道から中山競馬場へ応援しに行っていました。祝福の電話をしましたが、圧倒的なパフォーマンスを間近で見た衝撃とともに、落ち着きながらも喜びを噛みしめるような声で、感極まっていた印象を受けました。

 香港での日本馬の活躍の中で

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