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【中山金杯】金がつく馬というよりは…欧州血統に注目

  • 2020年01月04日(土) 19時03分
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年末年始はステイゴールドの血を引く馬が毎年強い


 昨年の中山金杯はステイゴールド産駒のウインブライト、ステイフーリッシュが1、2着。

 父が金(ゴールド)だから、金杯に強い…ことも、もしかしたらあるのかもしれませんが、血統ビーム的な解釈では、年末年始の中山芝の「馬場」は「欧州指向」の血統が走りやすいから。と考えます。

 実際、先週の中山芝もステイゴールド絡みの血統が大活躍。12月28日の中山芝も勝ち馬6頭のうち3頭は父にステイゴールドを持つ馬。さらにステイゴールドを父に持つドリームジャーニー産駒が複数連対。このうちの1頭はホープフルSで連対したヴェルトライゼンデ。年末年始は、ステイゴールドの血を引く馬が毎年強いのです。

 ステイゴールド産駒は、現役時代に日本で走った種牡馬の産駒としては、最も凱旋門賞(欧州のG1レース)で連対馬を出した種牡馬。つまり日本の種牡馬の中では欧州適性が高い種牡馬。

 中山金杯は、ステイゴールド以外でも、欧州で実績を残す種牡馬の産駒が走りやすいレース。

 昨年の中山金杯も9人気で3着に走ったタニノフランケルは父が欧州のG1勝ち馬で欧州の名種牡馬フランケルでした。今年の中山金杯も欧州型血統。ステイゴールドの血を引く馬に注目です。

 今年の出走予定馬では、クレッシェンドラヴとレッドローゼスがステイゴールド産駒。さらに2頭とも母父は欧州の名父サドラーズウェルズの系統。

 テリトーリアルの父は欧州の名種牡馬ガリレオを父に持つテオフィロ。同種牡馬の産駒エグザルタントは昨年末の有馬記念を圧勝したリスグラシューを2018年香港ヴァーズで負かしています。欧州指向が強いレースでの名種牡馬。

 さらに近親にはハルーワスウィート。同繁殖牝馬の産駒にはシュヴァルグラン、ヴィブロス、ヴィルシーナ。日本の芝の中距離では名牝系。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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