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【日経新春杯】好位で立ち回れる馬が優位になりそうな気配

  • 2020年01月18日(土) 19時00分
毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

 土曜に行われたJRA3場では雨の影響が最も少なかった。

 土曜の京都は稍重でスタートし、午後1時すぎに良に回復。最終12Rまで良馬場で行われた。

 コース全体の内寄りが傷み始めているが、先週同様でラチ沿いを通った先行馬も活躍している。全体的に芝質がタフで、切れ味で勝負する瞬発力が苦戦している傾向。引き続き、時計は掛かっている。

 土曜は、芝競走は4鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「1番手、5番手、3番手、1番手」。12R・4歳上1勝クラス(芝1600m)が今の京都の芝状態を象徴するようなレースだった。先手を奪った5番人気テーオーアマゾンが前半3F35秒8〜後半3F36秒0の全くのMペースで内ラチ沿いを逃げ切り勝ち。よほど乱ペースでもない限り、力がある馬なら、自ら展開を支配して粘れてしまう。

 問題は日経新春杯の展開。ここは逃げ候補エーティーラッセン、サイモンラムセスが近走成績からもさすがに力量不足?逃げ粘れるとは思えない。となると、この2頭を見ながら、好位で立ち回れる馬が優位になりそうな気配。

スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。04年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、09年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。15年は宝塚記念で3連単52万馬券がヒット。馬券相性は京都、阪神が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。

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