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【AJCC】欧州型馬場で行われそうなAJCC

  • 2020年01月25日(土) 19時02分
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今の中山の芝はタフな差し馬場


「ハービンジャーはまとめて走る」2年以上前に上梓した単行本「血統の教科書」に書いたこと。

 先週土曜の小倉芝重賞愛知杯は、ハービンジャー産駒のレイホーロマンスが11人気で3着。勝ち馬のデンコウアンジュもハービンジャーと同じ欧州型ノーザンダンサー。なお、このレースに出ていた父欧州型ノーザンダンサーは1、3着の2頭のみ(出走馬の国別タイプ、系統は「スマート出馬表」にて確認できます)

 そして、翌日の最終レースも2頭しか出走していなかったハービンジャー産駒が1、2着。馬連は45倍。(このレースは、事前に公開した予想でも的中)

 また、京都でも、ハービンジャー産駒はまとめて走る確変状態。1月13日の京都10レースはハービンジャー産駒のウインクルサルーテが12人気で1着。11レースダート。10レース同様、芝で行われた最終レースもハービンジャー産駒が6人気で3着。さらに1月19日の京都10レースでは3頭しか出ていなかったハービンジャー産駒が1-3着を独占。

 ハービンジャー産駒がまとめて走りやすいのは「タフな馬場の差し馬場」を好む傾向が大きく影響しています。

 また、JRAの主流馬場では能力が全開できていない(能力を隠している)のもハービンジャーがまとめて走る仕掛け、伏線でもあります。

 JRAの芝レースは、年間トータルで見れば軽い馬場のスピードレースが主流です。つまりタフな馬場の差しを得意とする血統の産駒は能力を出せません。そして得意な「タフな差し馬場」が出現した途端に、能力を発揮できていなかった馬がまとめて走るわけです。

 京都、小倉同様、今の中山の芝もタフな差し馬場。ハービンジャーがまとめて走っています。同種牡馬の産駒は1月の中山芝で10頭出走。3勝4連対。単勝回収率は188%。

 ハービンジャーに限らず中山芝は父欧州型が好調。京都金杯も1着トリオンフ。3着テリトーリアルはいずれも欧州型ノーザンダンサー系。

 父欧州型の単勝回収率も200%複勝回収率は115%。複勝的中率25%。父欧州型のワイドボックスもレース的中率39%。回収率206%

 AJCCに出走しているハービンジャー産駒はニシノデイジー、ブラストワンピースの2頭。ともに年末年始の中山芝重賞で結果を出している馬ですが、当時と同様かそれ以上にタフになりえる馬場。今週も「まとめて走るハービンジャー」に期待します。

 著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のAJCC予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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