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【AJCC・東海S】 馬の性格と展開、そして実績と仕上がりを見決める目がモノを言った一戦

  • 2020年01月28日(火) 18時00分
予想の頭脳

海外帰りで仕上がりが懸念されたブラストワンピースだったが、このメンバーでは格が違った印象


『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。日曜日には東西で格の高いGII戦が行われ、どちらも比較的人気の決着となりました。そんななかで取り上げるのは、東海SとAJCCともに優勝馬にキッチリと本命を打つという精度の高い読みを披露したふたりの予想家です。その“頭脳”やいかに!?

馬の性格を読むことも馬券的には大切な要素



 最初に紹介するのは、レース直前の気配で勝負する男・太田将紀氏です。東海Sでは、勝った2番人気馬エアアルマスを「このメンバーなら縦長の展開が予想され、砂を被らないよう早めの競馬が可能」と判断して強く本命に推します。

 さらに「この馬が先行馬を潰せば、相手は差し馬」とのジャッジも的確で、相手本線にも3番人気2着の差し馬ヴェンジェンスを指名。馬連12.3倍を4,000円と、まずは厚く的中させました。(6.4倍) 。予想結果はこちら

予想の頭脳

砂を被ると嫌気がさす弱点を読み切り、見事に展開と気配から好配当に結びつけた



 続くAJCCでも、「今の力のいる馬場なら、この馬が有利」と1番人気で勝利したブラストワンピースをためらうことなく本命に。凱旋門賞惨敗後の仕上がりが最大の焦点でしたが、「十分に間隔を空けて、力を出せる」と体調疑問説を完全に否定。相手も馬場を考慮して3頭に絞り、キッチリと馬連12.0倍を3,500円的中させました。予想結果はこちら

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凱旋門賞帰りの体調不安を皆無と判断し、少点数で見事に好配当を仕留めた



メンバーと実績を冷静に見極め、少点数で勝負



 もうひとりは展開と適性で狙う、20代の若き馬券師・マジマジ氏です。東海Sは、やはり「砂を被るのを極端に嫌がる馬」とおなじポイントに着目しつつ、枠順の並び的にこの馬の外の枠で前に行くインティとヒストリーメイカーの2頭だけと展開を精緻に分析。

「スタート直後に外にスペースができそうで、すぐに包まれる心配はなさそう」と、能力発揮に障壁なしと読み切りました。そして「ピンかパーかのタイプ」ゆえに、勝負は単系を重視。単勝4.8倍を4,000円、3連単89.5倍を200円のダブル的中に繋げます。予想結果はこちら

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太田氏同様、勝ち馬の気性に着目し、展開から的中につなげた馬券術は見事



 かたやAJCCでは、本命馬ブラストワンピースの単勝1点勝負を敢行。「この馬の、ここまで見せてきたパフォーマンスを評価すれば、今回のメンバー相手なら単勝2倍切ってもおかしくない」と俯瞰し、最終的に3.0倍となったオッズに妙味ありと冷静な判断を見事に下しました。予想結果はこちら

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海外帰りの不安説を一蹴し、メンバーと実績から1点勝負を敢行し、鮮やかに的中させた



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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券

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