色々な話題が重なった一日

　まず一つ目の話題は、5億8千万円で落札されたディープインパクト産駒で3歳新馬戦に出走した友道康夫厩舎所属のアドマイヤビルゴ号について。

　超良血馬への期待がビンビンと伝わって楽しみ倍増でしたね。

　結果は直線で抜け出して快勝しました。関係者の皆様おめでとうございます！友道厩舎おめでとうございます！

　武豊騎手のコメント

「これだけの馬なので緊張しました。さすがバネと乗り味はいい馬ですね。輪乗りの時は、まだ2歳後半の馬の感じでこの馬だけヒインヒインとないていました。まだまだこれから成長してくる馬だと思い素質を感じました。楽しみです。

　勝つことができよかったです。近藤利一オーナーが亡くなられて、思い入れのある馬だけにファンの皆さんの期待も大きかったですね。これからの活躍が楽しみです」


　奥様の胸には近藤利一オーナーの写真があり、すぐに勝利を報告する武豊騎手の姿がとても印象的でした。

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　二つ目の話題は、日経新春杯(京都・GII・芝2400ｍ)森田厩舎から2頭出しのモズベッロ号とメロディーレーン号について。

　モズベッロ号優勝おめでとうございます！並ばせずに豪快に差し切っていましたね。冬の芝は力がいるので強さは本物です。


「明け4歳の成長力はまだまだ伸びしろがある。楽しみにしている」と森田先生のコメント。

　池添騎手も「テン乗りでしたがビデオを見て研究した。レースもロスなく乗れたことがよかった。長くいい脚を使うイメージだったので流れに乗ることができた。まだまだ伸びしろがありそうなので楽しみだ」とコメントしていました。

　菊花賞の時に、小さな体ながら力強い走りが印象的で、根性がある馬だな、と期待していた僕の一押し馬、メロディーレーン号は、残念ながら9着でした。でも、340kgの小さな馬体でよく頑張ったと思います。

　岩田望来騎手の手綱さばきにも注目していました。先日発表されました2019年度厩舎関係者表彰受賞者、新人騎手特別賞の受賞おめでとうございます。2020年の活躍が楽しみです。他の新人騎手たちも好成績なので注目です。


　19日栗東トレセンへ取材に行った際に森田厩舎へ行き、お祝いとモズベッロ号とメロディーレーン号のレース後の様子をうかがってきました。

　モズベッロ号については、「レースの疲れもなく順調です。距離が合い使ったので強かったですね。馬体はまだ成長しているんだと思う。これからのレースが楽しみ。ドバイシーマクラシック(メイダン・G1・芝2410m)とドバイゴールドC(メイダン・G2・芝3200m)に登録。出走できたらいいですね」と陣営のコメント。


　メロディーレーン号ついては、「ホンマに小さい馬体でどこからと思うくらいのパワーで走ってくれるので尊敬するよ。菊花賞は、よく頑張ったよな。やっぱり距離の長いレースが合うと思うので調整します。オルフェーヴルの仔だからパワーは本物」と担当の長友助手が話してくれました。

　アルクオーツスプリント(メイダン・G1・芝1200m)にラブカンプー号も登録。森田厩舎の馬たちの国内外の活躍から目が離せませんね。

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　三つ目の話題はやはりリスグラシュー号の引退式。


　年度代表馬おめでとうございます！引退を惜しまれて花道を飾ることが出来るのはリスグラシュー号の名誉。


　ニンジンのレイはそんなリスグラシューへのご褒美。ちょっと重そうでしたが豪華でしたね。初めてニンジンのレイを見て「矢作厩舎らしくて素敵だな」と思いました。

　矢作調教師のコメント

「引退は、とってももったいない。さみしいです。もっと走れると思うが牝馬なのでいい子供を送り出してくれると思う。また、その子供たちと一緒にGIの舞台に来たいと思っています。ファンの皆様も楽しみに待っていてください。多くのものをもらい競馬を楽しませてくれた馬です。誇りに思います」


　北口厩務員のコメント

「最初は悔しいレースが続きましたが、どんどん強くなりGI4勝。最後はGI3連勝で花道を飾ってくれた最高の馬です。色んな所へ連れて行ってくれました。本当に感謝です。ありがとう！こんな馬には二度と出会うことはないと思う。

　送り出すのはさみしいけど仕方ないね。馬運車に乗ったときは泣くと思うわ。でも、リスグラシューの子供に会えるのを楽しみにしています」


　ファン7000人に見守られリスグラシューの引退式は無事に終わりました。

　僕も厩舎へリスグラシューによく会いに行っていましたが、毛艶もよく背中のラインも綺麗でこんな馬に乗ってみたいなと思っていました。

　北口さんの赤い衣裳もとっても素敵でしたね！リスグラシューの花道を飾るにはぴったりでした。

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　最後に2/29にサウジアラビアで行われるサウジCへの日本馬の遠征が現実的になってきましたね。

　武豊騎手が「世界への競馬は10か国目かな」と話していて、武豊騎手の強さはこのハングリー精神からきているのかもしれないですね。


「今年は、リーディングをとりたい」と話す武豊騎手にも注目ですね。

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〜以下番外編〜

　25日から自馬とともに大会に出場してきます。

　ドイツまでの一人旅は2回目のチャレンジです。まずはそこをクリアして、しっかり戦ってきます。馬と違って寒いのが苦手なのでホッカイロ山積みで行ってきます。

　あともう一つ報告が！聖火ランナーに内定しました！既報の通り、武豊騎手も聖火ランナーに内定したそうで、武豊騎手と併せ馬(!?)で走ることが出来たらな…と妄想を広げています(笑)


　次回のコラムでいい報告が出来ますように。パン！パン！と願いを込めて。

　つねかつこと常石勝義でした。