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【東海S】藤田伸二元騎手に似た松山弘平騎手の“シンプルな競馬”

  • 2020年01月30日(木) 18時01分
哲三の眼

▲2020年、早くも重賞2勝目をゲットした松山弘平騎手 (c)netkeiba.com


ダート挑戦後に快進撃を続けていた5歳馬のエアアルマスが東海S(GII)で重賞初制覇。数日後に骨折が判明し、これから休養に入ることになったもののダート界の新星誕生を予感させました。鞍上は今年早くも重賞2勝目となった松山弘平騎手。哲三氏いわく今回のファインプレーは、「競馬がシンプル」であったことで、それは現役時代にしのぎを削った藤田伸二元騎手にも感じていたとか。その言葉の意味とは?

(構成=赤見千尋)

「レースでは“いかに考え過ぎないよう乗るか”」


 東海ステークスは2番人気だったエアアルマスが初の重賞制覇。松山(弘平)君は以前芝でこの馬に乗った経験がありますが、今回は久しぶりの騎乗で丁寧な気遣いが見えました。

 エアアルマスは砂を被ると集中し切れないところがあると言われていて、砂を被らないで道中どう進めるかが大きなポイントでした。エスポ君(エスポワールシチー)もそういうところがあったのですが、まずは砂を被らないレースを重視して、結果が出てから徐々に砂を被せる経験をさせたりしていました。

 今回松山君は外目を通って砂を被らないようにしていて、コースロスに関してはある程度割り切っていた。そういう気遣い、そして割り切り方がファインプレーだったなと。馬にとってはこの勝利だけではなく、今後の勝ち方を覚えるという上でも財産になるのではないかと。

 僕の話をさせてもらうと、若い頃はいろいろな状況の中で乗っていくのが大事だと思っていて、それで失敗していたんですよね。年齢を重ねると、

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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