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ディープの高馬と、ディープ以外の高馬(須田鷹雄)

  • 2020年02月04日(火) 18時00分

ミリオン産駒の傾向から探る最適なドラフト戦略


 早いもので、新しい世代のPOG本制作が始まりつつある。明け2歳にどんな馬がいるか改めて見てみると、セール当時の記憶なども蘇ってくる。

 ここ数年馬が高くなっていて、特にセレクトセールの勢いがすごいことになっているのは皆さんよくご存知だろう。いまや1億程度ではセリ場でたいしたリアクションも起きず、2億に乗ってはじめて落札時に拍手が起きるくらいだ。

 その中心を担ってきたのがディープインパクト産駒だが、ディープインパクト産駒以外でも高値になる馬はもちろんいる。そして、種牡馬の付加価値がディープほどでないのに高くなるというのは、それだけセール当時のデキが良かったのでは……といった妄想も可能になるのである。

 そこで、POG上の評価が確定した現4〜22歳のセール税込み1億円以上馬について、種牡馬ごとの成績を改めて整理してみよう。時期による消費税率の違いや牡牝の差は無視することになってしまうがご容赦いただきたい。

 各種牡馬の「ミリオン産駒」、3歳6月までの成績は以下の通り(該当期間産駒20走以上のみ)。

回収率向上大作戦


 サンデーサイレンスとディープインパクト以外はそれぞれの該当産駒が少ないので、「SSとディープ以外」で括ってみると

 SSとディープ以外 [74-64-35-191] 20.3% 371万円 64.9%

 となる。一口に1億円以上といってもディープインパクトは相対的に高い馬が多い(2億、3億という産駒が少なくない)ため成績で上回るのは当然だが、それでも爆発力でSSとディープが一段上にいたことは1走あたり賞金からうかがえる。

 期間内勝馬率に大差はないので、ドラフト上位ではディープインパクト産駒の王道を、そして下位寄りで自分好みな他種牡馬の高馬を、というのが最適な戦略だろうか。

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