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【レース回顧】中山金杯で好発進「トリオンフに、いっぱいいっぱい“ありがとう”」

  • 2020年02月04日(火) 18時02分
「Road to No.1」

▲中山金杯を勝利したトリオンフについて語るミルコ騎手 (C)netkeiba.com


今回は久しぶりに「レース回顧」をテーマにお届けします。トリオンフとのコンビで勝利した中山金杯。レース後に屈腱炎が判明し、残念ながら引退となってしまいましたが、新年早々の重賞勝利にトリオンフへの感謝が尽きないとミルコ騎手。というのもトリオンフとは、今回の代打騎乗の前から不思議な縁があったそうで…。

(取材・文=森カオル)


美浦でも栗東のように声をかけてほしい!


──宣言通り、年明けからは美浦を拠点に活動。1カ月が経ちましたが、調教がない日もずっと関東にいらっしゃるんですか?

ミルコ そうですね。とりあえず友達の家に泊まっていたんだけど、最近、自分で部屋を借りました。

──そうなんですね。トレセンの近くに?

ミルコ 違う、都内。(美浦トレセンのある)茨城は…ちょっと無理(苦笑)。今、借りているお部屋は海の目の前で、めちゃめちゃ景色がキレイ。そこからカーシェアリングを利用して美浦まで通ってます。高速を使って1時間20分くらいかな。

──都内での生活には、だいぶ慣れましたか?

ミルコ そうですね。まだちょっと高速が難しいけど…。ナビの通りに走っているつもりなのに、いつの間にか(高速を)降りちゃっていて、また乗り直したりしてる(苦笑)。

 でもね、生活自体はすごく楽しいです。性格的に、新しいことが大好きだから。すごくいいチャレンジですね。美浦トレセンでも、最初は厩舎の場所がわからなくてちょっと迷ったりしていたけど、すべてが新しいことだから、逆に頭を使ってる感じがしていいね。

──美浦トレセンの雰囲気はいかがですか? 栗東とはまた違った空気感ですよね。

ミルコ 確かにちょっと違うけど、どうだろうかな。栗東の場合、全員知ってるでしょ? だから、「ミルコさん、ミルコさん」ってたくさん声を掛けられて、ずっと挨拶をしている感じだから、そういう意味では今はちょっと寂しい。声を掛けられることも少ないし。

 まぁ「なんでこっちにきた?」って思われているのかもしれないね。最初はね、僕が美浦に行くことをみんな信じてなかったみたい。だから最近になって「ホントに来てる!」みたいな(笑)。

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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