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休み明けの馬が多い京都記念

  • 2020年02月11日(火) 12時00分

厩舎別にデータを比較し目についたのは…


 今週の京都記念は登録10頭だが、半数以上の6頭は中11週以上での出走になる。

 そこで該当馬6頭の管理厩舎について、2010年以降の中11週〜中23週時成績(平地のみ)について見てみよう。中23週までとしたのは、それ以上の本格的な休養は重い故障が絡む度合が高く、また別の話になってくると考えたからだ。今回ガンコとクラージュゲリエはそれ以上のレース間隔だが、ここでは11〜23週のデータを記載する。

回収率向上大作戦


 サンプル数の多い厩舎は、一般の休み明けより重賞の休み明けのほうが成績が良いことに気付く。国枝厩舎はもっと叩き良化型のイメージだったが成績はそれなりに良い。

 ただ、それ以上に目につくのは池江厩舎の複勝率と矢作厩舎が穴を出していること。今回は牝馬2頭が人気になるのでクラージュゲリエやドレッドノータスが馬券に絡めばそれなりに配当は伸びるはず。穴党の狙いどころはこのあたりだろうか。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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