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【京都記念】重い馬場で行われた時に恵まれる脚質は?

  • 2020年02月11日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年は最初のコーナーを4番手以内で通過したダンビュライトが勝利(c)netkeiba.com


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 先週の京都芝は今季では初めて週中の降雨がなかった。Bコース替りの2週目。開催当初に比べると、路盤の緩さも解消されていた。先々週までは「重い」馬場コンディションだったが、先週は「標準」な馬場コンディションになっていた。

 先々週まではパワーのない差し馬は伸びない馬場だったが、先週はスピードのある差し馬が、直線で伸びる馬場になった。

 しかし、今週は週中、週末ともに不安定な天気予報になっている。予報どおりにある程度の降雨があった場合、馬場の悪化は避けられない。開催の終盤で傷みがみられる路盤でもあり「重い」馬場状態になりそうだ。

 近4年、京都記念は2016年と2018年が馬場コンディション「重い」。2017年と2019年が「稍重い」。重めの馬場コンディションで行われている。

 重い馬場で行われた4回で1着になった馬は全て最初のコーナーを4番手以内で通過した先行馬。人気薄で勝利した2016年に6番人気で1着のサトノクラウン、2019年に6番人気で1着のダンビュライトは最初のコーナーを2番手以内で通過。

「重い」馬場コンディションで行われると、末脚を削がれ、先行馬が恵まれるのが京都記念の傾向だ。今年も予報通りに雨が降れば、重い馬場になって先行馬が恵まれるだろう。

 ドレッドノータスの前走天皇賞秋は「軽い」馬場。トラックバイアスは「内有利」。軽い馬場が苦手な上に外枠。さらにハイレベルメンバー。道中淀みない流れの追走に苦労し、内に入ることもできず。大きく離されて惨敗してしまった。

 ドレッドノータスは軽い馬場の2000m重賞ではまったく力を発揮できない。これまで重賞の芝2000mで馬場コンディション「軽い〜稍軽い」と判定する軽めの馬場コンディションに出走したのは2019年天皇賞秋と2019年新潟大賞典の2回。どちらも16着、13着と惨敗。前走の惨敗は気にする必要はない。重い馬場の2200m。少頭数の今回は、楽に先行できる。巻き返しに期待する。

馬場虎太郎

重い馬場の少頭数なら巻き返しに期待ができるドレッドノータス(c)netkeiba.com



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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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