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【ベストパートナー】クイーンズリング編 意外な数字!? ミルコ騎手にとって○○がNO.1の馬

  • 2020年02月18日(火) 18時03分
「Road to No.1」

▲今回のテーマは「ベストパートナー」、クイーンズリング編をお届け (C)netkeiba.com


今回のテーマは、ミルコ騎手が過去に騎乗した名馬を語る「ベストパートナー」。ピックアップするのは2016年のエリザベス女王杯の勝ち馬、クイーンズリングです。

「あの馬の走りは僕より波が激しかった」、ミルコ騎手がそう語るほど、GI勝利までの道のりには紆余曲折がありました。そして迎えた、GIタイトルのチャンス。その舞台裏では、なんとしても勝たなければいけなかった理由もありました。

(取材・文=森カオル)


4歳の秋になってすごく変わってきた


──突然ですが、今までで一番騎乗機会が多かった馬ってわかりますか?

ミルコ ん〜、わからないね。ドゥラメンテ?

──違います。ドゥラメンテとのコンビは5回です。

ミルコ 5回!? あ、わかった! 藤沢厩舎の馬で、阪神Cを勝った……ロサギガンティア! お母さんがドイツの馬で、すごくたくさん乗った覚えがある。

──ロサギガンティアも5回…(笑)。

ミルコ あれ? 5回だけ!? 全然少ないね(苦笑)。

──騎乗機会1位は2頭いて、それぞれ14回騎乗しています。1頭は現2勝クラスのショパンで、もう1頭が…

ミルコ わかった! クイーンズリングじゃない?

──正解です!

ミルコ それにしても14回も乗ってた!? すごいね〜。クイーンズリングは、新馬と500万はブノワが乗って勝って、そのあと僕が乗ることになって。その頃から走りそうな雰囲気はあったけど、小さい馬でね。

──ミルコ騎手にスイッチしたフィリーズレビューは、マイナス20キロ(444キロ)での出走だったんですよね。

「Road to No.1」

▲重賞初勝利となったフィリーズレビューは、444キロという小ささだった (C)netkeiba.com


ミルコ そうそう。でも、最後はすごくいい脚を使ってくれた。そのあと、桜花賞(4着)、オークス(9着)と走って、秋華賞でも2着でしたし、4歳になって京都牝馬Sを勝ったりしたけど、GIではまだ力が足りないかな…っていう感じだった。すぐに体重が落ちたり、逆に増えたりしていたから。

──当時は、つかみどころのない馬というか、難しそうな馬という印象がありました。

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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