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【フェブラリーS】ゴールドアリュールとエーピーインディ系が優秀な成績

  • 2020年02月22日(土) 18時01分
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母系に欧州の名血が流れているとより好相性に


 過去10年のフェブラリーSで最も勝ち馬、連対馬を出している種牡馬はゴールドアリュール。コパノリッキー、ゴールドドリーム、エスポワールシチーが当レースを優勝。同種牡馬の産駒シルクフォーチュンも連対。

 ゴールドアリュール以外で注目の血統はエーピーインディ系。過去10年でもテスタマッタ、ベストウォーリア、インカンテーションが連対。同系統の産駒をすべて買った場合の単勝回収率は162%。複勝回収率は134%。複勝的中率は40%。

 ゴールドアリュールもエーピーインディ系もフェブラリーSに限らず、東京ダート1600mで優秀な成績を収める血統です。

 今年の出走予定馬では、サンライズノヴァは唯一のゴールドアリュール産駒。同馬が重賞レースで連対した4回はいずれも中3週以上のローテーション。中2週以内では3回出走していずれも馬券圏外に。母父サンダーガルチの影響もあるのか、間隔を詰めたローテーションは反動が出やすいタイプ。

 同馬はフェブラリーSにすでに2回出ているのですが、いずれも中2週のローテーション。レースは適していたけど、自身が力を発揮するのに適していないローテーションだったかもしれません。

 エーピーインディ系は4頭が出走予定。なかでも、デルマルーヴル、ミューチャリーは母系も魅力。2頭の父パイロはもちろんいい種牡馬なのですが、この2頭は母系に欧州の名血。

 当レースの名種牡馬ゴールドアリュールは母系にニジンスキー、ヴェイグリーノブルと欧州の名血を持ちますし昨年人気薄3着のユラノトも母系に英ダービー馬。一昨年6人気3着のインカンテーションも父はエーピーインディ系シニスターミニスターで母はアイルランド産。母父は欧州の名血マキャベリアン。

 東京ダート1600mが欧州の芝要素が多少問われることに加え、GIでも通用する底力の強化の面でも欧州の良血がプラスされることも当レースでは効果的なのでしょう。

 デルマルーヴルは母父がオセアニアの名種牡馬コマンズ。さらに父としても母父としても欧州の芝中長距離G1馬を複数出した名種牡馬ケープクロス。パイロ産駒は東京ダート1600の場合は、芝中距離の名血が入っている方がスケール、適性ともに合います。

 ミューチャリーも母父はブライアンズタイム。芝のスタミナが問われるGIでも名血ですし、当レースでも父、母父どちらでも実績を残しています。祖母のゴッドインチーフは芝でも重賞2着。ダートのOPでも3着。芝中距離指向のスタミナが足された配合は当舞台向き。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のフェブラリーS予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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