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フェブラリーSはこの2コースに実績がある馬を狙え!

  • 2020年02月22日(土) 20時00分
 前回2月16日のWIN5は10万1490円の配当で決着。1レース目の北山S(京都10R)を単勝オッズ1.9倍(1番人気)のベストタッチダウンが制すなど、上位人気勢が健闘しました。

 ちなみに、発売金額は7億350万6600円。7億円を超えたのは今年初めてです。4レース目の京都記念(京都11R)、5レース目の共同通信杯(東京11R)がそれぞれ9頭立ての少頭数だったこともあり、「これなら当たりそう」と考えて参戦したプレイヤーが多かったのかもしれません。

 改めて振り返ってみると、発売金額が今年2番目に多かったのは、総組み合わせ数が22万1184通りにとどまった1月26日。いかにも荒れそうな多頭数ばかりの回よりも、手頃な出走頭数で買い目を絞り込みやすい回の方に魅力を感じるプレイヤーが増えているのでしょうか。

 明日2月23日のWIN5は総出走頭数が69頭、総組み合わせ数が46万5920通り(土曜12時現在)。前回2月16日とは対照的な、終盤の4-5レース目が多頭数という構成になっています。

◆小倉大賞典は大敗直後の馬が信頼できない

 1レース目は4歳以上3勝クラス、ハンデキャップ競走の斑鳩S(京都10R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。

 2レース目は4歳以上3勝クラスのアメジストS(東京10R)。4歳のゴータイミング・レッドサイオンあたりが注目を集めそうです。

 3レース目は4歳以上GIII、ハンデキャップ競走の小倉大賞典(小倉11R)。土曜12時の時点ではヴェロックスに支持が集中しており、ジナンボーが続いていました。

 4レース目は4歳以上オープン、ハンデキャップ競走の大和S(京都11R)。4歳のジャスティン・モンペルデュ、実績上位のテーオージーニアスらが上位人気グループを形成するでしょう。

 5レース目は4歳以上GIのフェブラリーS(東京11R)。こちらは土曜12時の時点だとインティ・モズアスコットに支持が集まっています。

[伊吹式WIN5ランキング 2020年02月23日版]

1位 東京11R 9.サンライズノヴァ
2位 東京10R 4.ゴータイミング
3位 京都10R 2.フォックスクリーク
4位 小倉11R 3.テリトーリアル
5位 京都11R 9.スズカコーズライン
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 京都11R 6.ヒデノヴィーナス
7位 小倉11R 6.ヴェロックス
8位 京都10R 4.ワンダープチュック
9位 東京10R 10.レッドサイオン
【以上すべての馬を買うと16点買い】

10位 東京11R 12.モズアスコット
11位 京都11R 1.モンペルデュ
12位 小倉11R 13.ジナンボー
13位 京都10R 10.ミエノウインウイン
【以上すべての馬を買うと108点買い】

14位 東京10R 6.ダイワダグラス
15位 東京11R 5.インティ
16位 京都11R 4.テーオージーニアス
17位 京都11R 11.ジャスティン
18位 京都11R 7.ナムラミラクル
19位 小倉11R 4.レイホーロマンス
20位 小倉11R 8.アンノートル
21位 小倉11R 2.カデナ
22位 京都10R 3.サトノケンシロウ
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 京都10R 13.アドマイヤキズナ
24位 東京10R 1.スパイラルダイブ
25位 東京10R 5.アトミックフォース
26位 東京11R 2.アルクトス
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

 5レース目のフェブラリーS(東京11R)はコース適性に注目したい一戦。「“東京ダ1600m・中京ダ1800m、かつ重賞のレース"において4着以内となった経験のない馬」は2012年以降[1-0-0-43]と、あまり上位に食い込めていません。また「出走数が26戦以上だった馬」は2012年以降[0-2-2-49]なので、比較的キャリアが浅い馬を重視したいところです。

 さらに「父がゴールドアリュール・エーピーインディ系以外の種牡馬、かつ前走の着順が3着以下だった馬」は2012年以降[0-0-0-55]と好走例なし。このレースと相性が良いゴールドアリュールやエーピーインディ系種牡馬の産駒を除くと、前走で連対を果たしていない馬は苦戦していました。今年は特に不安要素が見当たらないサンライズノヴァ、東京芝1600mのGIにおいて優勝経験があるモズアスコットを高く評価すべきでしょう。

 3レース目の小倉大賞典(小倉11R)は、基本的に前走好走馬が強いレース。「前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.6秒以上、かつ前走の4コーナー通過順が3番手以下だった馬」は、2014年以降[0-0-1-27]とすべて3着以下に敗れています。また「前走の距離が2000m未満だった馬」は2014年以降[1-2-1-32]といまひとつ。

 さらに「出走数が13戦以上、かつ“前年以降、かつJRA、かつ重賞のレース"において4着以内となった経験がない馬」も2014年以降[0-1-1-32]と勝ち切れていません。注目はテリトーリアル。前走が好内容でしたし、コース替わりもプラスに働きそうです。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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