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【阪急杯】前走大敗馬にも要注意

  • 2020年02月25日(火) 14時00分

両極端な脚質の馬が巻き返す傾向


 阪急杯は、前走大敗馬が巻き返して好走することの多いレースである。過去10年、前走オープン6着以下の馬が[6-3-6-79]。さすがに率の面では限界があるが、馬券に絡んだのべ30頭のうち半数の15頭が前走6着以下だ。

 同じ期間の2010〜2019年に行われた古馬混合の芝のGIIIについて前走6着以下馬の成績を見てみると、15頭以上が馬券に絡んだレース(前走条件戦6着以下も含む)は8レースあるが、うち5レースはハンデ戦。別定戦は鳴尾記念、クイーンSと阪急杯の3レースだけだ。

 では、どのようなタイプが阪急杯で好走しているのか。さきほどの[6-3-6-79]のうち、オープン特別組は[0-0-0-16]でさすがに好走していない。巻き返し好走馬の中心は[2-1-1-9]の阪神カップ組と、ハンデGIIIであるシルクロードSと京都金杯から来た馬、合計[3-1-0-25]だ。
 
 好走馬に決定的な共通項があるわけではないのだが、ひとつ感じることとしては中団で競馬をするようなタイプは少なく、展開に左右されやすい馬が中心になっているように思う。逃げ切ったコパノリチャードやダイアナヘイロー、この馬にしては阪急杯ではある程度位置を取ったが持ち脚質が追い込みのサンカルロ、去年最後方から来たスマートオーディンなど。

 脚質がはっきりしているということは展開に左右されやすいということでもあるので、そういった事情で前走6着以下に敗れた馬についてはしっかり見直すことが必要になる。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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