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【中山記念】昨年のジャパンカップ勝ち馬も馬券圏外に消えたレース

  • 2020年02月29日(土) 18時05分
その日の注目レースと狙い馬を網羅した亀谷敬正の「血統ビーム激走メモ」を発売!
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中距離とは逆方向の短い流れを好む馬に適性が向く


 中山記念はJRAの芝2000m以上でGI勝利を収めている人気馬が次々と人気を裏切るレース。

 昨年もJRAの芝2000mGI勝ち馬でジャパンカップも優勝するスワーヴリチャードが4着。皐月賞馬のエポカドーロは5着。世界のディアドラは6着に敗れました。

 JRAの芝競走では芝2000m以上のGI。特に直線が長い広いコースのGI勝ち馬が「格上」とされます。しかし、競走馬の格(強さ)は一定ではありません。

 中山記念は小回りコース。JRAの芝GI競走が行われない1800m。さらに3月以降の大レースへ向けてのトライアルの意味合いも強いレース。芝2000m以上や広いコースとは、別方向の能力に優れた馬が走りやすいのです。

 血統面ではサンデーサイレンス系の中ではステイゴールド系に相性の良いレース。ステイゴールドはJRA以外の芝レース。すなわち海外に強さを見せる種牡馬。

 サンデー系では凱旋門賞でも最も実績を残していますし、ステイゴールド自身が海外のG1で勝利を収めた馬。

 ステイゴールド産駒のウインブライトも中山記念を連覇。海外の香港G1も2勝していますが、JRAの芝GIタイトルは今のところありません。ステイゴールドと中山記念の特性を示す典型的な馬といえるでしょう。

 インディチャンプは父がステイゴールド。母系のトキオリアリティーの影響も受けていて明らかにマイルよりも短い流れの方が好む馬。

 中山記念は、広いコースの芝中距離の流れで結果を出すGI馬が続々と敗れるレース。ということは中距離とは逆方向の短い流れを好む馬に適性が向くレース。

 競走馬は走る距離を自覚していませんから、前走の距離経験の影響を強く受けます。中山記念も前走は短めの距離を使っている方が有利。前走は、芝2000m以上の流れよりも、芝1800m以下の流れを経験した方が有利な傾向も。前走1800m以下の重賞を使っていた馬は過去5年で複勝率46%、複勝回収率131%。

 2走連続でマイルを経験していることも今回へ向けては有利な経験となるでしょう。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の中山記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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