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【弥生賞】種牡馬としても偉大なディープインパクト

  • 2020年03月06日(金) 19時00分
その日の注目レースと狙い馬を網羅した亀谷敬正の「血統ビーム激走メモ」を発売!
殿堂入り予想家として公開する重賞やGIの予想に加えてぜひご覧ください!
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天候による馬場の変化にも注目


 今年から弥生賞は「弥生賞ディープインパクト記念」に改称。いうまでもなくディープは種牡馬としても偉大です。

 芝の重賞レースでディープ産駒が馬券的にも素晴らしいのは昇級戦の人気薄が毎年プラス収支を実現していること。2016年以降「単勝10倍以上」の人気薄で「前走条件戦」の馬は複勝回収率141%。

 年単位の成績も優秀。16年は複勝回収率184%。17年は111%。18年は129%。19年は116%。そして今年の複勝回収率は圧巻の368%。先週の阪急杯も前走条件戦のベストアクターが単勝22倍で優勝。先々週も単勝40倍のドゥオーモが2着。なお小倉大賞典は3頭しか出ていなかったディープ産駒が1-3着。

 弥生賞も前走条件戦のディープ産駒。サトノフラッグが出走予定。同種牡馬の産駒は弥生賞も強く産駒は21頭出走して5頭が優勝。8頭が3着以内に。勝率24%。複勝率38%。単勝回収率317%。複勝回収率103%。

 サトノフラッグの母父の国別血統タイプは米国型のノットフォーセール。雨が降ってタフな馬場にならない限り、当レースは米国型かミスタープロスペクター系の血を持つ馬が走りやすいレース。雨が降ってタフな馬場だった昨年を除いた過去5年で穴を出した馬はいずれも米国型かミスプロの血を持っていました。

 過去5年で穴を出したマイスタイル、タガノエスプレッソはいずれも母父が米国型かミスプロ系(大系統)。父はディープと同じサンデー系。雨が降らない馬場の場合は母父ミスプロ系か米国型に相性の良いレース。

 サトノフラッグ同様、父ディープインパクト×ノットフォーセルの配合でGIを勝った馬にダノンファンタジー。同馬は2歳GI阪神JFを優勝。若駒限定戦とスピード勝負に強い血統。

 ただ、サトノフラッグは上位人気になり、単勝20倍以上になることはありえませんので、馬券的にはおいしい。とはいえませんけれども。また、サトノフラッグは重い馬場より軽い馬場のほうが好む血統なので、(走ることを期待するなら)雨は降らない方がいいでしょう。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の弥生賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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