圧倒的1番人気のレシステンシアを下し、見事に重賞初制覇を飾ったマルターズディオサ
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、桜花賞につながるチューリップ賞を取り上げます。東西3重賞がすべて4番人気以内の馬での決着となるなか、唯一、3連単が万馬券に届いたこのレースを、果たしてどんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
クラシックを線で捉え、トライアル仕様の馬を看破
最初に紹介するのは、「得意レースは牝馬GI」と語るT-dash氏です。まずは、単勝1.4倍のレシステンシアを「8分の仕上げで桜花賞を目標にしているよう」と看破。「上位には来るが勝つのは難しい」と判断して、2番人気2着の◎クラヴァシュドールと4番人気で勝った〇マルターズディオサの馬連勝負を推奨します。
クラヴァシュドールは「ここを目標にしてきた感じもある」とジャッジ。さらにマルターズディオサも「前哨戦は向くはずなので勝ち負けできそう」と、いずれも桜花賞、オークスを頂点とする牝馬クラシックを見事に線で捉えた納得の見解でした。
結果は、馬連26.8倍を大本線の7,000円購入にくわえ、抑えの3連複7.4倍を3,000円とダブル的中。4、2、1番人気の堅い決着ながら、20万円超の払い戻しを手中に収めたのでした。予想結果は
こちら牝馬レースを得意とする氏ならではの視点で、トライアルでもしっかりと馬連と3連複をGET
トライアルならではの展開推理で、効率よく好配当を仕留める
もうひとりは、1週前の阪急杯と中山記念をダブル的中させて好調なnige氏です。圧倒的な人気のレシステンシアを、「逃げて前走のようなタイムトライアルのレースにしてしまえば勝てていいのだが、逃げてもペースは落とす」と考えて4番手評価に止めました。
一方、本命に推したクラヴァシュドールについては、レシステンシアに完敗だった阪神JFよりも、前々走のサウジアラビアRCに着目します。「勝ち馬(サリオス)が強すぎただけで、去年のグランアレグリアと同等の走り」と高く評価したのです。
また、マルターズディオサについては「上がり勝負は歓迎で、ペースが落ちたら差し切れていい」と考えて対抗に。こちらも見事に本命対抗で、馬連26.8倍を2,000円、3連複7.4倍を1,500円的中となりました。予想結果は
こちら相手を4頭に絞って、馬連と3連複、3連単で12万超えの払い戻しを仕留めた
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