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【レース回顧】未来の大物候補カフェファラオ 「夢の米三冠、行ってみたい!」

  • 2020年03月10日(火) 18時02分
「Road to No.1」

▲ミルコ騎手が、カフェファラオとプリモシーンのレースを振り返り (C)netkeiba.com


今回のテーマは「レース回顧」。ヒヤシンスSで衝撃の勝ちっぷりを見せたカフェファラオと、東京新聞杯を快勝したプリモシーンのレースを振り返ります。両馬とも大舞台に向けて、大きな可能性を感じさせる素質馬。GIへの期待、さらには海外GIへの夢を、ミルコ騎手が語ります。

(取材・文=森カオル)


ダートに入った途端、走り方が変わった


──ヒヤシンスS(2月23日・東京9R)では、未来の大物候補が誕生しましたね。

ミルコ カフェファラオ! ものすごく強かったね。まだ2戦目で馬も若いし、初めての東京、初めての左回り、初めての芝スタートと初めてばかりだったけど、あれだけいい勝ち方をしてくれたので、先が楽しみになりました。

 僕、新馬戦のとき隣の枠(サウンドトラック7着)で、そのときから「いい馬だなぁ」と思ってた。スタートではすごく押していたのに、どんどんどんどん離れていったから(新馬戦はムーア騎手騎乗で10馬身差の圧勝)。

「Road to No.1」

▲▼デビュー2戦目でヒヤシンスSを制したカフェファラオ (撮影:下野雄規)


「Road to No.1」

──時計も含め、あの勝ちっぷりは衝撃的でした。ミルコ騎手のファーストコンタクトはヒヤシンスSの2週前追い切りでしたが、どんな感触でしたか?

ミルコ 印象はすごくよかった。見た目は冬毛が伸びていたけど、堀先生も「心配ない」って言ってました。11月に入ったらすぐに冬毛が伸びたんだって。すごく寒がりみたい(笑)。

──そうなんですね(笑)。確かにヒヤシンスSのときも冬毛が目立っていたような。

ミルコ うん、ピカピカではなかった。でもね、もう体がスゴイ! 初めて乗ったときから印象はよかったけど、勝ったときの写真を見て改めて思った。トモも肩も胸も筋肉がすごくて、とにかく体がキレイ。

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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