【金鯱賞】ビッグネームの評価の下げ過ぎには注意したい
今回の相手なら足りる可能性大
ビッグネームの出走で注目度アップの金鯱賞。無観客は残念だが、今後を占ううえでも重要な一戦となった。
そのサートゥルナーリアは左回り適性を試す一戦。ダービーはスタートの失敗などもあったので気にならないが、天皇賞秋は案外な内容だったように思う。その点で左回りは不安材料だが、天皇賞秋程度のパフォーマンスでも今回の相手なら足りる可能性は大。嫌う場合も2着付けにするとか、評価を下げ過ぎないようにしておきたい。
ロードマイウェイは連勝の勢いで人気が出そう。脚質に自在性があるのも魅力。懸念材料を挙げるなら2000m適性がどの程度なのかまだ見えていないことか。チャレンジカップを勝ったがアタマ差で、当時は3歳の年末で54キロ。そこから3か月半で今回は56キロ。条件としては今回のほうが厳しい。
ラストドラフトは中日新聞杯2着だったが、自分より後ろの馬たちがハマる展開だった中、よく2着は確保している。中京は馬場自体が合っている印象も。当時1着のサトノガーネットは、脚質的に毎回買えるという感じの馬ではない。中日新聞杯は残り600-400mが後半の最速ラップという特殊な競馬だったので、簡単に再現を期待できるものではないようにも思う。
ギベオンは1年以上馬券に絡んでいないので、そろそろ結果を出したいところ。重賞勝ちのあるコースがきっかけになればというところだろう。着差的には悪くないところにいるので復活の可能性もあるが、今回さほど人気落ちしないようなので、馬券上の魅力はまだ限定的か。
ダイワキャグニーは東京コースの専門家が中京でどんな競馬をするのか、個人的にかなり楽しみ。12月時代からこのレースと相性の良いキングカメハメハ産駒でもある。理想は逃げずに2番手だが、誰も行かないようならハナもやむなしか。
ニシノデイジーは2歳時の輝きを取り戻せずにいる。田辺騎手の中京芝2000m成績はかなり良いので、そこに期待。