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【毎日杯】大箱1800mはディープ素質馬の庭 毎年上位人気で決まる順当戦

  • 2020年03月22日(日) 18時00分
ここ3年はアルアイン、ウーリリ、ギベオン、サトノアーサー、ヴァンドギャルドと、ディープインパクト産駒が上位を賑わせている。きさらぎ賞もそうだが、3歳春の大箱1800m重賞はディープの素質馬に逆らいにくい舞台といえる。言い換えれば人気馬が順当に好走しやすいレースでもあり、19年は3-2-1人気、18年は1-2-3人気、17年は2-1-7人気の順に入線。ちなみに1〜3人気に支持されたディープインパクト産駒は[3-4-3-3]。(解説:望田潤)

アルジャンナ
 母コンドコマンドはシアトルスルー5×3・5を持ちスピナウェイS(米G1・ダ7F)に勝った。母母イヤーリーリポートは北米G2を3勝。ディープ産駒で母系にストームキャットとリローンチが入るのはコントレイルやダノンキングリーと同じ黄金配合だ。脚長でしなやかすぎるほどのストライドで、追って瞬時に加速できない面はあるのだが、ワンターンの大箱は合っているしきさらぎ賞もゴール前の伸びは目立っていた。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

サトノインプレッサ
 母サプレザはパン賞(仏G3・芝1400m)とパレロワイヤル賞(仏G3・芝1400m)の勝ち馬で、マイルCSには3度来日して3着、4着、3着だった。その父サームはニッカボッカーH(米G2・芝9F)などに勝ったミスプロ系。サプレザの

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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