先週も重賞メイン結果はまずまずでしたが、今週も日曜日メイン『阪神大賞典』◎▲△、『スプリングS』△◎で、それぞれ妙味ある高配当を獲ることができました。

　土曜日掲載の新予想コラム『タイム指数超活用術』をはじめてから、予想リズムがうまく回っているのかもしれません。タイム指数のジャッジだけでなく、今までの【教訓】蓄積からの「パターン認識」も機能してくれたようです。

　一方、3日開催の金曜日重賞だった『フラワーC』は、○◎で2・3着ながら、1着馬を無印にして30万円超えの3連単取り逃がし…(痛恨)。

　というわけで、今週も3重賞を振り返っておきます。

【検証ナンバー230】
サンプルレース名/2020年3月22日(日)阪神11R・阪神大賞典(GII)芝3000m

【レース前状況】
　単勝1倍台の1番人気になっていたのはキセキ(川田)。ゲートで遅れて5着になった『有馬記念』以来の出走。逃げ馬のいないメンバー、ゲート出て先手取れるのか。2番人気はユーキャンスマイル(岩田康)。長距離での実績は十分だが右回りでどうか。以下は4歳勢から3連勝中のボスジラ(武豊)、長距離実績あるメイショウテンゲン(松山)、トーセンカンビーナ(藤岡康)と続いていた。

【レース結果】
1着ユーキャンスマイル　牡5(2番人気)岩田康
2着トーセンカンビーナ　牡4(5番人気)藤岡康
3着メイショウテンゲン　牡4(4番人気)松山

【払い戻し】
単勝　590円
枠連　970円
馬連　3720円
馬単　7120円
3連複　7550円
3連単　4万0140円

『阪神大賞典』は総合的に判断していくべきレース？

『阪神大賞典』はわりと「5走平均値順」が機能するレース。

　今週土曜日掲載の予想コラムはそう書いて始めた。

「軸候補はキセキかユーキャンスマイル」。だが「キセキは全面的に信用していいとまでは言い切れない」とし、最終予想も◎ユーキャンスマイル、○キセキの順とした(正解)。

　キセキはやはり展開が上手く行かず失速。かわりに平均値2位のユーキャンスマイルが勝ってくれたという結果。一応、平均値は機能してくれたと思っている。

　前走値が良かった「4歳勢はどの馬にもチャンスあり」として4歳勢すべてに印を回した。やはり「前走長距離戦で最速上りを出している指数100台」の4歳はけっこう信用できるのだということだろう。

　これで馬単70倍＆3連単4万円台はかなり妙味ある配当といえる。

　やはり『阪神大賞典』は「5走平均値順」を軸選びの基盤として、長距離戦で最速上りを出せるタイプ、前走値100台に乗っている4歳勢などを重視。来年も同じアプローチ方法で攻略したい。

『スプリングS』は正攻法「右肩上がり」で攻めろ！

　一方の中山日曜日メイン『スプリングS』。

　こちらは結果として1着△ガロアクリーク。2着◎ヴェルトライゼンデで馬単98倍はこれも妙味あり。3着☆サクセッション、4着▲ファルコニアで、逆ならば3連単まで獲れていたのだが、これはまあ仕方ない…。

　予想コメントにも書いたが、このレースで重視したのは「指数右肩上がりの馬」。

　該当するのは4頭◎ヴェルトライゼンデ・○ファルコニア・▲アオイクレアトール・△ガロアクリーク。このうちの2頭ワンツーが決まったのだから文句はない。反省は、平均値トップで前走値106のサクセッションを○か▲にしておくべきだったこと。

『スプリングS』は「(近3走)指数右肩上がりの馬」中心で、平均値と前走値上位はプラス評価というラインでいけると思っている。

　そして惜しくも獲り逃した金曜日『フラワーC』。

　◎シーズンズギフトと○レッドルレーヴが2着＆3着したのはいいが、1着のアブレイズ(14頭中12番人気)が△で押さえきれなかった…。本命にしたシーズンズギフトの初戦勝ちが74ならば、初戦75勝ちのアブレイズは△打つべきだった。しかしこれは印足りずパターンの決定版。「最後の△1点が勝敗を大きく左右する」と毎度痛感する。

【今週の教訓】
●『阪神大賞典』は「平均値重視」などのパターン認識併せて獲れ！
●『スプリングS』は「指数右肩上がり」馬を上位判断とせよ！
●『フラワーC』は1勝馬もキッチリと数字を確認して△を打て！