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【緊急コラム】ミルコ騎手が心境告白! ドバイ中止のドタバタ&モズアスコットでの高松宮記念

  • 2020年03月27日(金) 18時02分
「Road to No.1」

▲ドバイ中止の舞台裏と、高松宮記念への意気込みを語る (C)netkeiba.com


毎週火曜日にお届けしている、ミルコ騎手の連載「Road to No.1」。今週は急きょ、もう1本コラムを配信します。

ラヴズオンリーユーに騎乗するため、ドバイに向けて出国しようとしたまさにその時、ミルコ騎手のもとに届いた「レース中止」の連絡。そして、主戦のルメール騎手に代わって、高松宮記念でのモズアスコット騎乗が決定。

とにかくいろいろなことがあった、直近のミルコ騎手。3/25(水)の最終追い切りで、モズアスコットとの初コンタクトを終えたところを直撃。今の心境をお聞きました。

(取材・文=森カオル)


携帯を見たら「ミルコ、行っちゃダメ!」


──3月22日の夜にドバイ国際競走の中止が決定。ミルコ騎手がそれを知ったのは、出国ギリギリのタイミングだったそうですね。

ミルコ そう! チェックインカウンターで、ちょうど荷物の重さを計っているときでした。エミレーツ(航空)の人がきて、「中止になった!」って。

 僕、よくわからなくて「何が?」(笑)。そしたら「ドバイの競走が全部なくなった。今、発表された」って聞いて、「ウソでしょー!?」ってなって。

──無観客開催が決まり、出走予定馬や一部スタッフは現地入りしている状況でしたものね。

ミルコ そうそう。だからホントにビックリして。その1分後に携帯を見たら、「ミルコ、行っちゃダメ!」っていう連絡がいっぱい入ってましたね。

 僕はちょうどチェックインのときでしたけど、ほかの関係者はけっこうみんな荷物を預けたあとで。みんな中に入っちゃってた。だから、そのあとすごく大変だったみたい。僕はもともと、空港に行くのがちょっと遅かったんです。そこはさすがイタリア人(笑)。

──国民性に救われたわけですね(笑)。ともあれ、仕方がないこととはいえ大変でしたね。

ミルコ もうホントに大変でした。コロナウイルスの問題は、世界中ですごく大きな問題になっているから仕方がないですね。

 中止になる前も、(開催が)4月1日になるかもっていう噂があったり、行ったらしばらく日本で乗れないかもとか聞いて、どうしよう、どうしようって思ってた。大阪杯のラッキーライラックもいたし、桜花賞のクラヴァシュドールもいたから、2週間くらいはずっといろんなことを考えていましたね。

──ミルコ騎手の渡航が叶わない場合は、ラヴズオンリーユーの鞍上がバルザローナ騎手になるという報道もあったりして。

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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