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【大阪杯】「父スタミナ×母スピード」に向く阪神内回り 勝ち馬は先行押し切り、良だと外差しは厳しい

  • 2020年03月31日(火) 18時03分
17年からGIに昇格。19年はイン3番手のアルアイン、18年は向正面先頭のスワーヴリチャード、17年は番手抜け出しのキタサンブラックが勝利。番手から流れ込んだキセキと、内目をロスなく差したステファノスとペルシアンナイトが2着。良だと外々を回って差すのは厳しいというべきだろう。アルアインもスワーヴもキタサンも「父スタミナ×母スピード」「父中距離×母マイラー」の配合形で、母のスピードで先行し父のスタミナで粘る脚質になりやすいので、阪神内回り向きの配合形といえる。(解説:望田潤)

カデナ
 スズカコーズウェイの半弟で、母フレンチリヴィエラはサラブレッドクラブオブアメリカS(米G3・ダ6F)勝ち。ディープインパクト×フレンチデピュティはショウナンパンドラやマカヒキなどが出たニックス。弥生賞馬だが古馬になってよりパワー体質にシフトしてきたのもマカヒキと似ている。若いころほどビュンと斬れるイメージではないので、一線級相手に高速決着では分が悪い。馬場が渋ってほしいところか。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎

クロノジェネシス
 母クロノロジストはビーチサンバと同血(父が同じで母が全姉妹)の間柄で、本馬の他にもノームコアやハピネスダンサーなどを産んだ名繁殖。母母インディスユニゾンはフサイチエアデールの全妹にあたる。秋華賞は+20キロ、京都記念は+12キロと馬体は充実一途。ブラッシンググルーム系らしいオールラウンダーでヘイロー5×4らしい機動力も持ち合わせており、馬場も不問で死角の少なさではここでも最右翼の存在。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

サトノソルタス
 パシフィックギャルの3/4弟で、母アイランドファッションは

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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