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レシステンシアの追い切りと厩舎での様子を取材!

  • 2020年04月08日(水) 18時00分

新型コロナの影響は心配も…


 緊急事態宣言が出されました。

 これによって生活はどうなるのか?日本はどうなるのか?不安がドンドン広がるばかり…。競馬界でも危機感をいだいています。

 日本騎手クラブの会長、武豊騎手がメッセージを発信しました。「安全を確保したうえで競馬を続けていくこと。騎手から一人も感染者を出さないように日々努力をしていきたいと思う」と力強いメッセージ。

 ファンの皆さんも体調管理には十分お気をつけください。

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 不安な気持ちを吹き飛ばしてくれるラッキーライラックの勝利。

 阪神競馬場は、満開の桜のもとで大阪杯が行われました。生ファンファーレも歓声もない静まり返った中でレースが行われましたが、ダノンキングリーに騎乗した横山典弘騎手が逃げて、歓声が聞こえてくるようなレース展開。

 直線は逃げ粘るダノンキングリーと外から差してきたクロノジェネシス2頭の間を、鋭く抜け出すラッキーライラック。抜け出してきた瞬間は「さすがデムーロ騎手!上手いなぁ」とテレビの前で思わず感嘆の声が漏れました。

職人

内から鋭く抜け出してGI3勝目を飾ったラッキーライラック(c)netkeiba.com


 レース前の取材では、「前走は、海外帰りでもしっかり走ってくれました。エリザベス女王杯を勝って貫禄が出てきたし、牡馬との差はないと思うくらいに仕上がってきました。馬体も精神面も成長してきたと思う。昨年も1回使ってよかったので今回も1回使ってよくなり調子が上がってきています。頑張ります!」とコメントをいただいていました。

 コメント通り、一度使ってよくなっていたでしょうし、松永幹夫調教師が思い描いた通りのレース・仕上げだったのだと思います。おめでとうございます!

 幹夫先生は現役時代から牝馬のレースに強いというイメージがありますが、どんな秘訣があるんでしょうか?今度じっくりお聞きしたいと思います。

 テレビの前で観戦されていたファンの皆さんも元気を貰える走りだったことでしょう。

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 桜花賞で武豊騎手が騎乗するレシステンシアの取材のため松下厩舎へ。

常石 今日はよろしくお願いします。先週放牧から帰ってきたんですね。

松下 先週つねちゃんが厩舎へ来てくれた後に帰ってきました。

職人

レシステンシアと管理する松下調教師


常石 調子はどうですか?

松下 精神面も馬体面でも一回り大きくなったように思います

常石 顔が大人びてきましたね。

松下 ダイワメジャー産駒はこんな馬が多いですね。馬房ではおとなしいし、扱いやすいのが一番いいよね。

常石 レースが上手だなと感じます。やはり2歳女王に輝いただけありますよね。

職人

厩舎でのレシステンシア。目力が強い…!


松下 チューリップ賞は3着に敗れたので名誉挽回を目指すレースになります。

常石 1週前追い切りはいつでしょうか?

松下 明日です。武豊騎手が手綱を取ってくれます。CWコースで午前7時に追い切る予定です。

常石 そうなんですね。では明日、追い切りを見に来ます!

 CWコースの予定でしたが、馬場が悪かったので坂路で追い切りが行われました。

職人

調教から引き上げてきたレシステンシア


常石 力強い走りを見せてくれましたね。

松下 抑えも利きましたね。4Fは56.4ですが、力のいる馬場だったのでこれでいいでしょう。重心のぶれなく力強く走っていました。当週は、調整だけですね。

常石 ありがとうございます。2歳女王の復権に期待しています!

 追い切り後の武豊騎手からもコメントをいただきました。

常石 今日の追い切りはどうでしたか?

武豊 跨ったのは新馬戦以来だったけど、時計のかかる馬場だけに56秒になりましたが、動きは良くて力強くなってきた感じです。身体能力も高いと思う。いい感じですよ。

常石 メンタル面はどうですか?

武豊 素直な馬だからいいですね。

職人

武豊騎手も素直で乗りやすいとのこと


常石 乗り役にとって一番ですよね。

 最後に松下調教師から一言。

松下 豊騎手がいいよーと言ってくれるのは良かったです。レースは任せます。楽しみにしていてください。ファンの皆さんにレシステンシアの最高の姿を見せられるように頑張ります!応援してください。

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 そして、高松宮記念を勝利した松若騎手を取材するため音無厩舎へ。

常石 松若騎手おめでとうございます!GIジョッキーになった実感はありますか?

松若 1着か2着かわからなかったので実感はなかったです。

職人

高松宮記念を勝利したモズスーパーフレアと松若騎手


常石 ファンファーレも歓声もないから寂しかったですよね。騎手仲間の皆さんは喜んでくれたでしょう。

松若 うれしかったですね。

常石 今度はぜひ大歓声の中で勝ってください!モズスーパーフレアは最後までしっかり伸びて強かったですね。

松若 スタートに気を付けていました。ゲートを出るのが速かったのでスムーズな競馬ができました。最後の最後で交わされてしまったのが残念でしたが優勝できて嬉しいです。

 同期も頑張ってるから、自分も頑張ります。ウイニングランなどもなく寂しかったので、今度はウイニングランをできるように頑張ります。

常石 自厩舎の馬でのGI勝利は最高の勲章だと思います。本当におめでとうございます。

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 こんな時だからこそ、競馬が息抜きになれば…と頑張ってくださっている騎手や調教師、競馬関係者の皆さん。

 1日も早い終息を願うばかりです。つねかつこと常石勝義でした。

常石勝義
1977年8月2日生まれ、大阪府出身。96年3月にJRAで騎手デビュー。「花の12期生」福永祐一、和田竜二らが同期。同月10日タニノレセプションで初勝利を挙げ、デビュー5か月で12勝をマーク。しかし同年8月の落馬事故で意識不明に。その後奇跡的な回復で復帰し、03年には中山GJでGI制覇(ビッグテースト)。 04年8月28日の豊国JS(小倉)で再び落馬。復帰を目指してリハビリを行っていたが、07年2月28日付で引退。現在は栗東トレセンを中心に取材活動を行っているほか、えふえむ草津(785MHz)の『常石勝義のお馬塾』(毎週金曜日17:30〜)に出演中。

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