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皐月賞で馬場問わずに有効な傾向

  • 2020年04月18日(土) 19時02分
その日の注目レースと狙い馬を網羅した亀谷敬正の「血統ビーム激走メモ」を発売!

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トニービンの血を持つ先行馬は馬場問わず好相性


 先週はコラムを書いている段階では天気(日曜の雨)について、頭から抜け落ちていました。雨も予想して土曜日に書いた日曜の勝負レースは、阪神7レースは10人気で2着のミッドサマーハウスを推奨して的中するなど好調でしたが、早い段階から週末の天気を意識して書くのも大事な予想。先週を教訓にしてコラムを書かせていただきます。

 今年の皐月賞も現状(木曜段階)では天気が読みづらいのですが、重い馬場でも軽い馬場でも共通するのは「マイル指向の戦歴、経験」が有利なこと。

 昨年は人気順の決着。人気薄が勝利した、一昨年は重い馬場。同じく人気薄が勝利した3年前は重い馬場。一昨年、3年前は馬場状態が大きく異なるにもかかわらず、マイル実績馬が人気薄で優勝。そして、皐月賞前も皐月賞後も2000m以下で実績を残した馬でした。

 2018年7番人気1着のエポカドーロはレース前にマイル戦を勝利していた馬。皐月賞後も2200m以上では勝利できず。2017年の2着馬ペルシアンナイトは皐月賞が2000m初経験。皐月賞後もマイルCSの優勝をはじめ、3着以内に走ったのは大阪杯を除いてすべてマイル戦。

 ただし、戦歴はマイル指向ですが、父馬の血統はいずれも中長距離指向。エポカドーロの父オルフェーヴルは三冠馬。欧州のG1凱旋門賞でも2年連続2着。ペルシアンナイトの父ハービンジャーは欧州の2400mG1キングジョージ勝ち馬。

 サリオスの前走までの3戦はすべてマイル戦。多頭数の競馬も経験済み。先に書いたように少頭数の2000mを経験するよりもマイル戦、多頭数レースの実績、経験の方が皐月賞では重要。

 父はハーツクライ。産駒には3000m以上の重賞、GI勝ち馬が多数。母系にはダンチヒ系のデインヒル。3歳前半までにGI級のレースで結果を出すハーツクライは母系にダンチヒか米国の速い血が入っている馬がほとんど。

 ハーツクライは上位種牡馬の中では重い芝も極端に苦手ではない部類。軽い馬場だった昨年2着のヴェロックス、重い馬場だった一昨年のサンリヴァルはいずれもハーツクライの母父でもあるトニービンを持つ先行馬。路盤改修前の皐月賞の頃から、トニービンの血を持つ先行馬は、馬場問わず皐月賞には好相性でした。

 皐月賞の最終予想を公開する、今週末のウマい馬券でも先週の教訓を無駄にしない見解を書きたいです。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の皐月賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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