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軽い馬場で行われるヴィクトリアMは米国血統とスプリント血統に注目

  • 2020年05月15日(金) 19時00分
その日の注目レースと狙い馬を網羅した亀谷敬正の「血統ビーム激走メモ」を発売!

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「米国的な持続力」の血が好相性


 今開催の東京は、日曜の芝重賞で「米国的な前残り」が多くみられます。

 先週のNHKマイルCも4コーナー5番手以内の馬が上位を独占。勝ち馬のラウダシオンはインリアリティ、ファピアノ、ストームキャットと米国的な速さ、持続力の血を持った馬。

 3着ギルデッドミラーも母父が米国型のインリアリティ系。母母父も米国型のシーキングザゴールド(国別血統タイプは亀谷HPのスマート出馬表で全頭無料掲載中)。

 3週前のフローラSも前残り。勝ち馬ウインマリリンの母父が米国の名血フサイチペガサス。また、NHKマイルC、フローラS、青葉賞と今開催の東京芝重賞は、すべてオルフェーヴル産駒が人気以上に走って馬券圏内に入っています。

 今開催の東京芝は、特に日曜は風が強い中でのレースも多く、芝レースでも内側にあるダートの砂が馬に飛んでくるため、ダートに怯まない米国の血やガッツに長けたオルフェーヴルの血が利いているのかもしれません。

 仮にさほど風が吹かずとも、ヴィクトリアマイルは「米国的な持続力」の血の相性が良いレース。他ではスプリントの血も好相性。

 昨年の勝ち馬ノームコアも父系にスプリント王国オセアニアで主流血統のデインヒル。母父は米国型でスプリントGI勝ち馬も複数出したクロフネ。2着プリモシーンも母父がオセアニアのトップサイヤーでデインヒル系のファストネットロック。

 11人気で3着のクロコスミアは母父が米国型でシアトルスルー系のボストンハーバー。

 当レースを連覇したストレイトガールは母父がスプリントGI勝ち馬。父フジキセキは米国血統で速さの源であるインリアリティを持つ馬。母母父はデインヒル。

 セラピアの父は今開催の東京芝重賞で好調のオルフェーヴル。母父はシアトルスルーが父のエーピーインディが父系のタピット。母父エーピーインディ系も当レースの穴血統。15年に12人気で2着のケイアイエレガント。10年に8人気2着のヒカルアマランサスはいずれも母父エーピーインディ。

 メジェールスーは母がフジキセキ、母母父がデインヒル。母は08年のヴィクトリアマイルCを勝ったエイジアンウインズ。同馬を管理したのも藤原英調教師。ストレイトガールも先に書いたようにフジキセキとデインヒルを持つ馬。管理していたのも同調教師。父ロードカナロアも殿堂入りしたスプリンター。母父は米国の名血ストームキャット。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のヴィクトリアM予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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