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【ダービー写真展】『90年代のダービー』スペシャルウィーク、アドマイヤベガら――高橋正和カメラマン作品集 (無料公開)

  • 2020年05月22日(金) 18時01分
いよいよ来週末に迫った日本ダービー。今年はJRA史上初の無観客での開催となります。そこで、おうちにいながらでもダービーの興奮と感動を味わっていただこうと、4名の競馬カメラマンによるWEB写真展を開催します。

今日から3日間登場するのは高橋正和カメラマン。作品テーマは『90年代のダービー』です。トウカイテイオーやナリタブライアン、スペシャルウィークなど、歴史を彩った貴重なダービー馬たちの姿をお届けします。


5/22公開分


馬ラエティBOX
00年:アグネスフライト
母アグネスフローラの気品を受け継いだ綺麗な馬だった。「河内(騎手)の夢はどうだ!」、実況が今でも蘇る。ハナ差で三冠を逃したエアシャカールも思い出深い。


馬ラエティBOX
99年:アドマイヤベガ
ベガは女性名だけどなと違和感があり、新馬降着からの特別での初勝利など、何かとお騒がせ感もあったが、ダービーでは余裕綽々の後方待機からスカッと快勝。


馬ラエティBOX

98年:スペシャルウィーク
武豊騎手は、他のGIは簡単に勝っていたが、ダービーだけは苦労していた(と思う)。しかし、この馬で勝って以降は、ビックリするくらい簡単に(?)勝つようになった。


5/21公開分


馬ラエティBOX
96年:フサイチコンコルド
3戦目でダービーを勝った衝撃はすごかった。写真的にも難しかったので、藤田伸二騎手のガッツポーズがいい感じで撮れてうれしかった。


馬ラエティBOX
94年:ナリタブライアン
シャドーロールが新鮮な馬だったが、3歳時(現2歳)のローテはクラシックを狙っているとは思えなかった。それが、朝日杯3歳ステークスの勝利で評価が一変した。歴代の三冠馬のなかでは一番泥臭くて好きだ。


馬ラエティBOX
93年:ウイニングチケット
3歳時(現2歳)から2000mを使われ、英才教育を受けたエリートのような馬。柴田政人騎手にダービーを勝たせるために生まれた馬だと思った。


5/20公開分


馬ラエティBOX
92年:ミホノブルボン
坂路の申し子の名の通り、血統を鍛錬で凌駕していた馬。ダービーを逃げ切ったときは驚いたが、三冠確実と思った。(菊花賞で)本物のステイヤーに差されたときは、血の重さを思い知らされた。


馬ラエティBOX
91年:トウカイテイオー
後肢の送り出しがすごく高い、個性的な歩様の馬だった。ダービーは強く、三冠確実と思った。復活劇は魅力的だったが、父系として残せていないのが残念でならない。


馬ラエティBOX
90年:アイネスフウジン
初勝利から写真を撮っていた馬がダービーを勝ってうれしかった。朝日杯から共同通信杯の間にガラリと一変した馬体に見惚れた。逃げ切りレコードは圧巻だった。



【本人コメント】

 1990年代といえば、武豊騎手とオグリキャップの登場に端を発する競馬ブームで競馬場は常に大盛況。若手騎手や馬のアイドル化と商品化、徹夜からの開門ダッシュ、本格的なカメラでの写真撮影など、競馬観戦文化が育ったのもこの年代でした。

 なかでも1990年のダービーは、19万人強の入場人員と“ナカノコール”が伝説ですが、筆者の記憶に鮮烈に残るのは、直線でのスタンドの大歓声で鼓膜が圧迫されて、逆に音が聞こえなくなる体験です。

 1989年、毎日王冠のオグリキャップとイナリワンの叩き合いで初めて経験しましたが、レース後すぐに直るので、歓声と熱気で瞬時に異常な高気圧が発生しての現象ではなかったかと思います。

 ダービーでは、激戦だった93年にもこの現象に見舞われました。ものすごいパワーが競馬場にあった時代だと思います。

 毎年いくつもの名門牧場から優駿が現れ、どんな血統の馬が、どの調教師、どの騎手の元で育てられ、ダービー馬となるのか。予測不能な楽しさが、この頃にはあったなと思いますね。

 トニービン、ブライアンズタイム、そしてサンデーサイレンスの産駒がダービーを勝ち、それらが優秀な血統を継いで、海外でも活躍できる現在の日本競馬につながっています。1990年代は、その前夜のような時代でもあったと思います。

【プロフィール】
1966年3月31日生まれ。1994年5月、JRAプレス章貸与を受け撮影活動開始。「netkeiba.com」では2005年以降、主に地方・海外を担当。他に掲載は「優駿」「競馬ブック」「Racing Post」「Blood Horse」ほか。

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