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【POG】全姉ハープスターを超える存在感のアークライト

  • 2020年05月31日(日) 17時30分
netkeibaが厳選した2歳馬netkeiba「POGマル秘リスト」から、注目馬を5週にわたって5頭ずつ公開。今週はいよいよ最終回!皆さんのPOGライフを充実させる優駿を見つけましょう!

※シテフローラルは写真掲載がありません。あらかじめご了承ください。


アークライト

牡/美浦・藤沢和雄厩舎/キャロットファーム

アークライト

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 本年の特捜班イチ押し。血統の大本は二冠牝馬ベガ。同馬を基礎牝馬として、息子アドマイヤベガはダービーを奪取。アドマイヤドンは、芝では朝日杯、ダートはフェブラリーSなど、地方・中央あわせ10勝をあげた。唯一の娘ヒストリックスターは、桜花賞馬ハープスターを産んだ。7番仔の父はハープスターと同じディープインパクト、そして牡馬。背腰は姉より一回り大きく、柔らかみもあり、トモも十分な厚がある。目つきは艶やか、性格も尖ったところがない。現状でも満点に近いが、骨格はゆったりと大きく、まだまだ成長も見込める。美浦トレセン入り後、5月6日から坂路で時計を出し始め、時に古馬アブソルティスモの胸などかり、すでに8本をこえる調教タイムを計上している。

グレナディアガーズ

牡/栗東・中内田充正厩舎/サンデーレーシング

グレナディアガーズ

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 1〜2歳セリの動向などみると、今年は世界的にフランケル産駒が大豊作。その流れは当然日本にも伝わり良駒が続々輸入されている。中でもピカイチなのが、サンデーRH・1億2千万で値付けされた本馬だろう。母は北米7勝、BCフィリー&メアスプリント勝ち(ダート7F)、同レース2着1回。6〜8Fをベースに重賞戦線連対多数。フランケル産駒は燃えやすい仔が多いが、一歩手前で制御が可能。スピード系らしく、四肢はやや短め。ただ、サイズは450キロ前後ながら、馬体を厚く大きく見せる。所属先は。2歳重賞馬をポンポンと送り出す中内田厩舎。5月28日に栗東トレセンでゲートから追われた。青写真通りなら、夏デビュー、2〜3勝を積みあげ、年末は朝日杯FS。古馬となり、スプリントロードを驀進。

ルペルカーリア

牡/栗東・友道康夫厩舎/キャロットファーム

ルペルカーリア

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 兄はエピファネイア(父シンボリクリスエス)、リオンディーズ(父キングカメハメハ)、サートゥルナーリア(父ロードカナロア)。父は異なっても、それぞれに馬っぷりは際立っていた。本年はモーリスを配合。どの兄とも骨格や雰囲気は異なる。しかし皮膚の薄さは兄姉たちよりも上かもしれない。運動神経のよさが一目で見て取れ、しなやかさは絶品。良くも悪くも敏感な性格は一族の特徴だが、馬体はジワリ成長中。モーリスの仔なら、働きどころはマイルから2000m――シーザリオの仔を主張するのならダービーを遠望。

シテフローラル

牡/美浦・堀宣行厩舎/金子真人ホールディングス

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 2019年のセレクトセール出身、ハンマープライスは2億8080万。半兄は宝塚記念、香港ヴァーズを制したサトノクラウン。現3歳のフィリオアレグロは、ダービー出走はかなわなかったが、共同通信杯3着。青葉賞3着に頑張った。どこか筋張ったパワー血統という印象を抱く人も多いだろうが、兄たちより動きに柔らかみがあり、性格も丸い。腹回りは短く見えるが、案外背中は長く、腰つき、首差し、脚のラインは父ディープにソックリ。デビューは夏以降。急がず遅くもなく、与えた調教メニューはすぐに消化。ドラフト1位指名を睨む人もいる。

ローウェル

牡/栗東・斉藤崇史厩舎/シルクレーシング

ローウェル

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 リアルインパクト産駒の現3歳ラウダシオンは、ファルコンS2着、小倉2歳S3着。距離に壁ありと思われたところからジャンプアップをはかり、NHKマイルCをもぎとった。本年の父はキズナ、同種牡馬二世代目の切り札。黒鹿毛の肌色、馬体のラインなど父と共通点が多く、幼年時代から皮膚感やシルエットに定評があり、時を重ねるにつれ、バランスと強度はさらにアップ。馬格は500キロ前後。調教を進めれば進めるほど肌の光度は増し、さじ加減一つで大きくもなれば、絞り込むこともでき、背腰の肉は落ちない。マイルをベースにいろんなGIが見える万能型。ディープインパクトを後回しにして、1位指名を考慮中の人もいる。

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