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【函館スプリントS】函館芝1200m、上級条件は差し馬有利

  • 2020年06月16日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年逃げて函館スプリントSを制したカイザーメランジェ(c)netkeiba.com、ユーザー提供:ひいちきんさん


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 先週から開幕した函館芝は、土曜の段階では週中に降った雨の影響もあり、2000m以上は「標準」の馬場。1800m以下は日曜は馬場も乾いたことによって「軽い」馬場コンディションに回復。

 函館の芝1200mは下級条件では前残りが目立った。前半のペースが速く、上がりに負荷がかかるため、ダートのような競馬になるためだ。

 ただし、上級条件(2勝クラスより上)の馬は、道中のペースが速くても末脚を使える馬が多い。前半に無理した馬が失速。脚をタメていた馬が台頭した。

 先週、2勝クラスより上の函館芝1200mは2レース。土曜11Rの函館日刊スポーツ杯はトラックバイアス「差し有利」。日曜11RのUHB杯はトラックバイアス「超差し有利」だった。

 函館日刊スポーツ杯は2勝クラス、UHB杯は3勝クラス。馬のレベルが上がるほど先行する馬には厳しい状況になって「差し有利」になりやすい。上級条件の2レースで3着内に好走した6頭のうち最初のコーナーを3番手以内で通過していた馬は1頭しかいなかった。

 今週末に行われる函館スプリントSはGIII。さらにクラスが上がる。クラスが上がるほど「差し」が有利になりやすい先週の馬場傾向から、今週も「差し有利」になりやすいことが想定される。(ただし、雨などにより馬場の状態が急変しないことが条件)

 近年の函館スプリントSは開催の開幕週に行われていたが、開催2週目に行われるのは2014年以来。その2014年もトラックバイアスは「超差し有利」。後方待機馬が上位を独占。先行していた上位人気馬が全滅した。

 ただし、勝ち時計は2014年よりも1秒は速い決着(1分7秒台)になるだろう。先週の馬場傾向、過去のレース傾向。いずれにしても、末脚のしっかりしたタイプを狙うべきレースだ。

馬場虎太郎

前走京阪杯で重賞初制覇を果たしたライトオンキュー(c)netkeiba.com


 ライトオンキューは前走の京阪杯で重賞初制覇。前走はオープン入り後の3走目。UHB賞、キーンランドC、京阪杯と前半に追走させるペースが緩くなるほど高いパフォーマンスを示している。前走も控える競馬で結果が出たことによって、今後も控える形でレースを運ぶことになるだろう。今回想定される馬場状況に合う馬だ。

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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