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【函館スプリントS】ダート適性に優れた血にも注目

  • 2020年06月20日(土) 19時00分
その日の注目レースと狙い馬を網羅した亀谷敬正の「血統ビーム激走メモ」を発売!

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パワーが要求される路盤がダート血統にマッチする


 函館スプリントステークスはダート適性も高い血を持つ馬が走りやすいレース。

 2017年はレコードタイム。勝ち馬のジューヌエコールは父がクロフネ。2015年に2桁人気で馬券圏内に入った人気薄の2、3着アースソニック、レンイングランドも父がクロフネ。

 2016年1〜3着馬の父ダイワメジャー、キンシャサノキセキ、キングカメハメハは当時ダートのランキングで10位以内の種牡馬。

 2018年2着ヒルノデイバローと2014年1着ガルボの父マンハッタンカフェもダートG1勝ち馬を出している種牡馬。

 ダート適性に優れた父に加え、ミスタープロスペクター系の血も併せ持つ馬が特に走りやすい傾向も。ミスプロ系の血を持つ馬は5年連続で連対しています。2019年1着カイザーメランジェ、3着タワーオブロンドンは父。2018年1着セイウンコウセイは母母父。2017年1着ジューヌエコールは母母父、2着キングハートは母父、3着エポワスは母母父がミスプロ系でした。

 小回り適性とパワーが要求される路盤がダート血統にマッチするのでしょう。

 ダイアトニックの父はロードカナロア。ミスプロ系種牡馬。現役時代はJRAの春、秋のスプリントGIに加えて洋芝でレベルも高い香港のスプリントGIも優勝。また、ロードカナロア産駒は今年のJRAダートの勝ち星ランキング3位。出走回数がダートの勝ち星1位、2位の種牡馬に比べて少ないことによってランキング3位ですが、勝率、連対率は1位2位とほぼ同じ。ダート適性にも優れた馬を安定して出しています。ダートの名血ストームキャットを母父に持つことも大きいのでしょう。先に書いたように、函館SSはダート適性にも優れた血統が走りやすいレース。当レース向きの種牡馬。

 シヴァージの父は1200m適性ダート適性いずれにも優れているストームキャット系のファーストサムライ。母父は芝1200mの高速決着にも強いカロ(グレイソヴリン系)の系統。母母父がミスプロ系。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の函館スプリントS予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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