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【宝塚記念】タフな馬場+内回りのロンスパ持続戦 サンデーの斬れよりヌレサドのパワーを重視

  • 2020年06月21日(日) 18時00分
 近年の連対馬をみると、ヌレイエフ(ミッキーロケット、マリアライト、ラブリーデイ、キセキ、ワーザー、ドゥラメンテ、デニムアンドルビー)かサドラーズウェルズ(リスグラシュー、マリアライト、ワーザー)を持つ馬が多い。

 梅雨時でタフな馬場になることが多く、しかも内回りコースで各馬早めに動いてロンスパ持続戦になりやすいため、サンデー系の斬れよりもヌレイエフやサドラーズウェルズのパワーを重視したいレースといえる。

 今年の登録馬ではアドマイヤアルバ、キセキ、クロノジェネシス、ダンビュライト、トーセンカンビーナ、ブラストワンピース、ペルシアンナイト、モズベッロ、レッドジェニアル、ワグネリアンがヌレイエフを、メイショウテンゲン、ラッキーライラック、がサドラーズウェルズの血を持ち、サートゥルナーリアとトーセンスーリヤはヌレイエフ≒サドラーズウェルズの3/4同血クロスを持つ。(解説:望田潤)

アドマイヤアルバ
近親に目立った活躍馬はいないが、牝祖ダーリアはキングジョージ連覇の女傑で、リヴリアやダハールなど4頭のG1ホースの母となった名繁殖でもある。母父バーンスタインはレイルウェイS(愛G3・芝6F)の勝ち馬で、ハーツクライ×ストームキャット系はゴーフォザサミットなどと同じ。馬のタイプもゴーフォザサミットに似るがもう少しマイル寄りで、大箱の1800〜2000がベストコースだろう。ここはさすがに相手が揃った。
距離○ スピード○ 底力○ コース○

アフリカンゴールド
ドバイワールドC勝ちアフリカンストーリーの半弟。母母ダニッシュは北米芝G1勝ち馬。母系に

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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