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【池添謙一×藤岡佑介】第1回『グランアレグリアとうれしすぎる勝利も…“GIでこんなことある!?”』

  • 2020年06月24日(水) 18時02分
with佑

▲池添謙一騎手と、安田記念を振り返ります!(C)netkeiba.com


安田記念では、佑介騎手も思わず唸ったパーフェクトな騎乗でアーモンドアイ以下を突き放し、大舞台に強い男の真骨頂を見せてくれた池添謙一騎手。『with佑』への登場は、約4年ぶりになります。安田記念の詳細な回顧に始まり、二人の目に映る後輩・松山騎手の成長と活躍、GIに乗ることの絶対的な価値、そしてその難しさなどなど、今を生き抜くジョッキー二人の本音が満載です。

第1回目となる今回は、ジョッキー同士ならではの視点で安田記念を回顧。勝つための位置取りや仕掛けのタイミング、そして3コーナーで起きたまさかのアクシデントまで、臨場感たっぷりに語ってくれました。

(構成=不破由妃子)

※この対談は佑介騎手と池添騎手だけで、出来るだけ短時間で行いました。

芝の塊がバコーン! 一瞬意識が飛び、右目は見えず…


佑介 安田記念優勝、おめでとうございます! まずは率直な感想から言わせてください……シビれました!

池添 ありがとう。俺もシビれたわ。

佑介 高松宮記念は、すごく惜しい2着だったじゃないですか。能力の高い馬ですから、池添さんとしてもチャンスだと感じていたと思うんです。そんななかで、けっこう苦しいところから能力で伸びてきたという競馬になったので、すごく悔しそうでしたよね。レース後の池添さんを見て、「あそこでああしていれば…」とか考えているような感じがしたので、次はどういうふうに乗るのかなって注目してたんですよ。

池添 高松宮記念は悔しかったねぇ。直線に向いてからタワーオブロンドンにちょっと振られたところがあって、そのぶんの差だったから。初めてのスプリント戦で戸惑っていた部分もあったけど、能力は見せてくれたし、俺自身、結果を出さなくちゃいけない馬だと思っていたしね。

with佑

▲驚異の末脚で猛追するもハナ差の2着「高松宮記念は悔しかったねぇ…」(C)netkeiba.com


佑介 安田記念は、“アーモンドアイ一強”の構図やったけど、高松宮記念のパフォーマンスを考えたら、ひょっとするかも…っていう気はしてました。

池添 俺もね、(高松宮記念で)あれだけの脚を使えることがわかったので、それほど引けは取らへんちゃうかなとは思ってた。あと、安田記念では、返し馬がすごく良くて。高松宮記念のときより、全然良かったの。ヴィクトリアマイルは使えなかったけど、厩舎のスタッフや(杉原)誠人に聞いたら、安田記念に目標を切り替えてからはすごく調整が順調だったんだって。そういう話も聞いていたし、これなら自信を持って乗っていけるなって返し馬の時点で思ったけどね。

佑介 高松宮記念の前までは、けっこう掛かりそうな馬だなっていうイメージだったんですけど、前回も今回も、道中はけっこう促しながら乗っていましたよね。

池添 そうそう。もっと行きたがるのかなと思っていたけど、高松宮記念でそうでもないことがわかって、これならマイルでも自分のなかでコントロールできるなって思った。

佑介 それがあの前半のポジショニングにつながったんですね。やっぱり、一度乗っているというアドバンテージは大きい。

池添 めちゃくちゃ大きかったよ。一度乗っているからこそ攻めていけたからね。道中も、自分がイメージしていた馬たちが前に行って、ちょうど1頭でポツンと走れて。

佑介 めちゃくちゃストレスがない位置取りでしたよね。

池添 そう、完全にストレスフリー。ホントにリラックスして走っていたし、めちゃくちゃいいリズムでベストな場所を取れたなと思ってた。で、3コーナー……芝の塊が(苦笑)。

佑介 あれは…。大変でしたね。

池添 もうホントにヤバかった。

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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