【ラジオNIKKEI賞】今年は無視できない前走1勝クラス組
馬券の手かがりはキャリアとハンデ
今年のラジオNIKKEI賞は、登録14頭のうち実に11頭が前走1勝クラス組、うち9頭が前走で1勝クラスを勝った2勝馬ということになった。
ラジオNIKKEI賞がハンデ戦になった06年以降14回が終了したが、前走1勝クラス組の数が最多だったのか7頭(過去3回)、そのうち2014年は前走1勝クラス勝ちの馬だけで7頭だった。今年は登録頭数が少ない一方で、この組だけがやけに増えた。
前走1勝クラス組はこれまで苦戦しており、06年以降1〜3着を独占したことはない。ワンツーが1回、2・3着が1回となっている。ただ、今年は前走重賞で1ケタ着順だった馬は関東オークス8着のアールクインダムだけ。前走2勝クラス出走馬はいない。1勝クラス組を無視して馬券は組み立てられないだろう。
過去14回に出走した前走1勝クラス組67頭のうち、負けてきた馬と前走ダート組は馬券に絡んだので、残り61頭を対象に考えよう。
成績トータルは[4-4-5-48]だが、勝ち馬4頭のうち3頭はキャリア2戦で残り1頭はキャリア4戦。勝つところを意識するとまずグレイトオーサー、次いでルリアン(3戦)、パラスアテナ・バビット(各4戦)ということになる。
もうひとつ手がかりになるのがハンデ。ハンデキャッパーの予想に乗っかるような話だが、牡馬53キロ牝馬51キロの馬が[0-1-4-28]なのに対し、牡馬54キロ牝馬52キロの馬は[4-2-1-12]。ちなみに牡馬52キロ牝馬50キロに該当した馬は馬券に絡んでいない(ロックドゥカンブは南半球産馬なので額面は52キロだが54キロ組と見なしている)。
そうするとバビットの扱いはひとつ下ということになり、グレイトオーサー・ルリアン・パラスアテナのどれを1着候補にするかということになってくる。