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【ベストパートナー】ロゴタイプ後編 思い出いっぱい!「またロゴタイプそっくりの馬に出会いたい!」

  • 2020年07月07日(火) 18時02分
「Road to No.1」

▲ロゴタイプとの勝利に笑顔を見せるミルコ騎手(C)netkeiba.com


過去の名馬を振り返る『ベストパートナー』、今週はロゴタイプの後編です。

2015年のオールカマーで約2年ぶりに騎乗したミルコ騎手。そこで感じたこと、そして田辺騎手とのコンビで制した安田記念にまつわるスピンオフ話、最後の騎乗となった香港マイルの思い出などなど、ミルコ騎手の思いが詰まった数々のエピソードで当時がよみがえります。

(取材・文=森カオル)

※このインタビューは電話取材で行いました

めちゃくちゃ乗りやすくて賢い馬だったな


──ミルコ騎手が再びロゴタイプに騎乗したのは、5歳時のオールカマー(2015年)でしたね。そのオールカマーは2番人気4着、続く富士Sも3番人気3着。皐月賞以降、勝ち星から遠ざかっていたわけですが、久しぶりに騎乗してみてイメージに変化はありましたか?

ミルコ うん、気持ちはちょっとだけ大人になってましたね。ただ、やっぱりトモの緩さがあって。

──ちなみに、皐月賞を勝ったときも、まだトモが緩い感じだったのですか?

ミルコ 緩かったけど、まだ良かったというか、頑張れました。でも、大人になるに連れ、もっと気になるようになってきた感じ。

──成長過程において、よく「トモがパンとしてきた」などと表現されるケースがありますが、トモの緩さというのは、成長とともに解消されるケースもあれば、個体の特徴というケースもあるのでしょうか?

ミルコ そうだと思います。成長して強くなるというより、ロゴタイプの場合はそういう特徴を持った馬だったんだと思う。でも、オールカマーは2200mだし、富士Sは瞬発力勝負になっちゃったからね。どちらもロゴタイプには合わない感じだったけど、そんなに負けてないし、強い馬には変わりなかったよ。

──確かにどちらも僅差でしたものね。で、ロゴタイプといえば、翌年の安田記念(田辺騎手騎乗)での衝撃の復活劇がありました。ミルコ騎手も同じレースに騎乗していましたが、あのレースはどう見ていましたか?

ミルコ 強かったし、上手かったね! 僕はロサギガンティア(5番人気9着)に乗ってました。ロゴタイプにもたくさん勝たせてもらったけど、当時はね、ロサギガンティアが一番大好きな馬だったんです。

──あ、そうなんですね。それはどういった理由で?

ミルコ ちょっとロサギガンティアの話をしてもいい?

──もちろんです。

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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