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【函館記念】父非サンデー系が走りやすい

  • 2020年07月17日(金) 19時00分
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母ディアデラノビアの仔は距離短縮が得意


 過去10年の函館記念で父がサンデーサイレンス系の出走比率は50%。非サンデー系の出走比率も50%。そして、期待値は「非サンデー系」の方が優秀。父が非サンデー系の複勝回収率は104%とプラス収支。(出走馬の系統は「スマート出馬表」を参照(無料))。一昨年の函館記念も父が非サンデー系で5人気以下の人気薄が1-3着を独占しました。

 サンデー系の中ではステイゴールド産駒は当レースに好相性。5頭が3着以内に。このレースに限らず、ステイゴールド産駒は非サンデー系の中でも欧州型が走りやすいレースは得意。だからこそ、非サンデー系の欧州型が走りやすい海外レースでも多数の実績を残すのでしょう。昨年の函館記念もステイゴールド産駒が2、3着。2着のマイネルファンロンは9人気の人気薄。

 カウディーリョの父は非サンデー系のキングカメハメハ。デビューから1戦毎に1着と凡走を繰り返している馬。前走のメトロポリタンSは2人気に支持されるも4着。2走前は1着。3走前は8着。4走前は1着。

 好凡走を繰り返すのは、反動が出やすいことに加えて「短縮が得意で延長が苦手」な気質の馬だから。

 カウディーリョが4着に敗れた前走は芝2400m。1着だった前々走は2000m。前走は前々走よりも400mの距離延長。さらに8着に敗れた前々走は3000m。1着だった前々走は距離短縮。

 同馬が1走おきに勝っているのは、1走おきに短縮で出ている影響も大きいのではないでしょうか。

 母ディアデラノビアの仔はカウディーリョ以外も距離短縮が得意。同馬の仔で距離短縮のパターンは8勝。単勝回収率348%。複勝回収率121%。昨年の京都大賞典を単勝90倍の大穴で勝ったドレッドノータスもディアデラノビアの仔。同レースを距離短縮で出走していました。

 なお、ドレッドノータスは昨年の函館記念でも7人気の人気薄ながら4着。函館記念は苦手な距離延長にもかかわらず人気以上に好走できたのは舞台設定もディアデラノビアの仔に合っているため。

 今年のカウディーリョは舞台設定に加えて、ローテーションもバッチリ。昨年の兄以上の走りも期待できるのではないでしょうか。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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