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【アイビスSD】ウマい馬券で4年連続プラス収支の馬場虎太郎がアイビスSDで勝負しない理由

  • 2020年07月21日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年は外枠から好スタートで外ラチ沿いにつけたライオンボスが勝利(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


4年連続プラス収支の馬場虎太郎が勝負レース予想をウマい馬券にて公開!こちらからご覧いただけます

 先週の日曜日の阪神10レースはオークランドRCT。ウマい馬券で公開した予想で3連複13万馬券を的中。3000円あまりで、13万円あまり儲かったことになる。もちろん3万円買えば、130万ほどの利益が出せる。

 このレースを的中できたのも「トラックバイアス」が大きい。レース前の予想コメントにも「外枠で末脚のしっかりした馬が有利なバイアス」と書いたように、外枠で近走の上がりがしっかりしていた馬を狙えば、簡単に的中できた13万馬券だ。

 そして今週末のアイビスSDもオークランドRCT同様「トラックバイアス」の影響が毎年大きいレース。ただし、オークランドRCTと異なるのはトラックバイアスがオッズに影響されてしまうことだ。逆にいえば、オークランドRCTはアイビスSDぐらいトラックバイアスの影響が大きいことをレース前に気づく人が少なかったから、3連複が13万円もついたのだ。

 過去5年のアイビスSDで3番人気以内に推された15頭の枠順をみても、3枠より内は1頭しかいないのに対して、8枠は6頭。内枠の馬は人気になることすらほとんどない。

 私は普段、馬場によって発生するトラックバイアスや枠順、脚質の有利不利を馬券に活かすことによって儲けている。ウマい馬券で公開している予想も5年連続でプラス収支だ。だが、誰がみてもトラックバイアスが分かるレースでは勝負しない。

 新潟芝直線1000mは常に外枠有利の傾向が安定して出ていることで、誰もがそのことを意識して馬券を買っている。仮に買った本人が外枠有利だと言うことを意識していなかったとしても、新聞の印そのものに枠順が反映されているので、知らず識らずのうちに枠順の有利不利を参考にして馬券を買っていることになる。そのため、外枠有利ということが既にオッズに組み込まれてしまう。こうなると、私のようにトラックバイアスを活かした馬券を買うのは妙味が薄い。できれば参加したくないレースではある。

 ただし、アイビスSDは「その後」の馬券には重要なレース。

 過去5年のアイビスSDでも、2015年のマコトナワラタナ。2017年のナリタスターワンとラインスピリット。2019年のダイメイプリンセス。3枠より内に入って6着以下に負けていた馬が次走で続々と大穴を出している。

 今回は趣向を変えて「アイビスSDで内枠を引いて負けたら次走買いたい馬」を取り上げる。

 イベリスは今月行われたCBC賞にも登録していたものの、除外。当時の当コラムでも推奨したが、近走はトラックバイアスや馬場コンディションが向かずに力を出し切れていない。

馬場虎太郎

イベリスは千直で惨敗してくれた方が巻き返しの妙味がある!?(c)netkeiba.com


 イベリスは、本質的に千直は向いていない。能力自体は秘めているので、アイビスSDでは内枠に入って惨敗してくれたほうが、次走以降の芝1200mや1400mでさらに巻き返しの妙味が出てくる。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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