スマートフォン版へ

馬場が要求するもの

  • 2020年07月24日(金) 12時00分

根性論、そしてアイビスSD


 先週の重賞は、大荒れでしたね…。

 まず阪神で行われた中京記念ですが、その1週前までの馬場状態が、「どこを通っても一緒。となると、ある程度前の位置にいないと勝負にならない」とのジョッキーの話でしたし、とにかくボコボコで、「普通の稍重とか重といった状況ではない」との声も。

 そして日曜日、晴れたことにより、また先週とは違う状態。レース中は砂埃が上がり、内は避けて通らなければならない状態。

 1枠1番となったベステンダンクの宇佐見助手が、「前の週に、別の馬で阪神出走があり、その時に馬場を歩いたけど、ほんとに特殊すぎて…。ベステンは時計のかかる馬場はOKだけど、坂路でチップを入れ替えた当初などは進んでいかない。だから今のようなデコボコとしたバランスのとりづらい馬場が心配」と話していましたが、その言葉通り、スタート後に進んでいかない状況に…。

 また他の芝のレースを見ていても、精神的にタフさがないと厳しい状況で、血統背景的に根性のあるタイプが適していたようにも感じました。

 この根性論ですが、これは脈々と受け継がれてきた血にあり、例えば産駒がダート&芝を問わず、なおかつ芝の荒れた状況はもちろんのこと、ダートで田んぼのようなグチャグチャな状態となった時にも結果が残せる仔がいる血。そう、あの中京記念においてはまさにハードスパン産駒のメイケイダイハードがドンピシャ。

 もちろんタラレバ論かもしれませんが、馬場状態が何を要求するのか?この春を締めくくる宝塚記念から、多くのレースにおいて、そこが大きかったように思えますので、今後の馬券購入時に頭にいれておきたいと思いました。しかしながらそうは言いつつも、今週から舞台は新潟・札幌。なんだかんだと過ごしているうちに今回の教訓を忘れてしまいそうですが…。

 さて今週は新潟千直のアイビスサマーダッシュ。中心格は連覇がかかるライオンボスでしょう。

 鞍上・鮫島克駿騎手は昨年、土曜日の小倉で怪我をしてしまい、自身の初重賞制覇のチャンスを逃してしまった過去が…。あれから1年、この馬での重賞勝利にかける思いは強いと思います。また個人的に気になっているのが、ゴールドクイーン。この馬はこれまでのダートのレースにおいては、ハミ受けの点から最初のコーナーの入り方が重要となるタイプ。

 それだけに、コーナーのない直線競馬は合う気がするのです。またテンのスピードを兼ね備えている点からも対応できないことはないと思うのです。印はもう少し考えますが、軽視できない1頭と見ています。

 それでは皆さん、週末はフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。

 ホソジュンでしたぁ。

このコラムの通知を受け取りますか?

お気に入り

このコラムの通知を受け取りますか?

お気に入り

すでにお気に入りに登録しています。

登録済

愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。その後2000年にはシンガポールにて日本人女性初の海外勝利。2001年6月引退。通算成績493戦14勝。海外2勝。 現在はホース・コラボレーターとしてTV、ラジオ出演の他、文芸ポストにおいて短編小説「ストレイチャイルド」発表するなど、幅広い活躍を見せている。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング