【クイーンS予想】ヴィクトリアマイル組から取るとしたら
前々走のレースにも注目
クイーンSの過去10年を前走クラス別成績で振り返ると、前走GI組が[6-4-4-24]で馬券に絡んだ馬のおよそ半分を占めており、勝率・複勝率ともGII以下から来た馬を大きく上回っている。さすがというところだ。
GIといってもいろいろあるが、馬券に絡んだ14頭のうち11頭はヴィクトリアマイル組、3頭がオークス組、1頭がNHKマイルC組となっている。今年は3歳馬の登録がないので、[3-4-3-11]のヴィクトリアマイル組だけを意識すればよいということになる。
ただ、今年のヴィクトリアマイル組はビーチサンバ(前走9着)、コントラチェック(14着)、スカーレットカラー(15着)と大きく負けてきた馬ばかり。前走がGIであってもこのレベルだと厳しいのか、それともGIならこのくらい負けてきても大丈夫なのかが問題となる。
結論からいうと、大敗してくることに問題はない。前走ヴィクトリアマイル組で馬券に絡んだ10頭を前走着順で表すと、4、5、7、8、8、8、9、11、13、18着。2016年のシャルールはヴィクトリアマイル最下位からここで2着しているのだから、着順だけで切ることはできない。
ただ、10頭中7頭は、ヴィクトリアマイルのさらにひとつ前のレースでは重賞で連対していた。それにあてはまらない残り3頭はソウルスターリング、レッドリヴェール、アイムユアーズで、これらはGI連対経験馬かつGIで複数回馬券に絡んだことのある馬たちだった。
今年の3頭で「前々走重賞連対」を満たすのはスカーレットカラーだけ。GIはビーチサンバが3着しているが連対はない。
3頭ともある程度人気になりそうなので、全員に重いシルシというのは避けたいところ。個人的にはこう書いた以上、1頭取るならスカーレットカラーという形でいくつもりだ。