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【横山武史×藤岡佑介】第1回『祝・函館リーディング! 絶好調の武史騎手の天真爛漫な素顔』

  • 2020年07月29日(水) 18時03分
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▲今回のゲストは函館リーディングを獲得した横山武史騎手(撮影:武田明彦)


キャリア4年目にして、激戦の函館リーディングを勝ち抜いた横山武史騎手が1年ぶりに再登場! しかも今回はスペシャルゲストとして、兄・和生騎手と横山兄弟のトレーナー・春山圭佑さんも参戦し、“ジョッキー・横山武史”を多角度から大解剖しちゃいます! もちろん、今年絶好調の和生騎手にもロックオン。意外な兄弟関係からそれぞれの身体的能力、父・横山典弘騎手の素顔まで、佑介騎手ならではの切り口で横山家に迫ります。

初回となる今回は、函館でのリーディング争いを含めた上半期の回顧。佑介騎手に敵わなかった年明けの小倉開催、重賞初制覇となったフローラSにまつわる秘話など、武史騎手の天真爛漫エピソードが満載です!

(構成=不破由妃子)

※この対談はスタッフなしの最小限の人数で行われました。

いつも強気な武史騎手が、珍しく弱気になった日


佑介 武史、函館リーディングおめでとう。今日は和生も来てくれたよ。

武史 ありがとうございます!

佑介 1週目の時点で、関東のジョッキーでは武史が一番ラインナップが揃っていたから、今年はいいところまでくるだろうなと思ってたよ。それにしても、リーディングを意識し始めてから、よく勝ち切ったなと思う。正直、意識しすぎて勝てなくなって、今年は獲れないんじゃないかと思ってた。どうしても硬くなるからね。

和生 硬くなってましたよ。14勝目を決めた駒場特別の前に話したとき、いつも強気な武史が「池添さんに2連勝されたら…」とか言って、珍しく弱気で。まぁ勝ったらいつもの武史に戻ってましたけどね。弱気だった5分前とは別人かのように、「よっしゃー!!」みたいな(笑)。

武史 この1勝は嬉しかった!

佑介 あのレースは、リーディングを決めるにふさわしい競馬だったよね。いい競馬だった。(池添)謙くんと一緒に見てたんだけど、武史がゴールした瞬間、「ハイ終わり〜。今年も2位だ〜」って言ってた(笑)。

武史 まるで重賞を勝ったかのようなガッツポーズをしちゃいました(苦笑)。

佑介 いいんだよ、それで。まだ4年目でしょ? 喜びが爆発して当然だよ。函館2歳S(ルーチェドーロ2着)のあとも、「夢見ちゃいましたよ〜」って言ってたよね。慣れてくると、「惜しかったなぁ」くらいになっちゃうんだけど、あのときの武史はまるでGIを勝ちそうになったかのようなテンションでさ。若いころは俺もそうだったなと思いつつ、そんな武史を見て、かわいいなぁと思ったり。でもさ、あのメンバーのなかでリーディングを獲ったんだから。すごいことだと思うよ。函館リーディングは、ちょっと価値が違うからね。

和生 北海道開催でのリーディングは、やっぱりちょっと違いますよね。

佑介 そうだね。武史は年明けの小倉でもリーディングを狙ってたもんな(1回小倉のリーディングは佑介騎手)。

武史 はい。だから、佑介さんが何日参戦するのか気になって…。

佑介 確かに「佑介さん、何日いるんですか?」って聞いてきた(苦笑)。

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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