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南関東競馬に仲間入りをしたフリオーソの子供たち

  • 2020年08月03日(月) 18時00分
 7月28日に大井競馬場で実施した東京記念トライアル(2400m)に、中央で活躍してきたフリオーソの子供たちが、南関東競馬で再出発を切りました。

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▲フリオーソ産駒ホーリーブレイズ(メンコなし)とテルペリオン(赤馬装)。あ!的場文男騎手の姿も見えますね。9月7日で64歳ですが、変わらず元気に乗っていますよ!(撮影:高橋華代子)


 テルペリオン(大井・高橋厩舎)は中央7勝を挙げ、昨年のマーキュリーカップ(3着)や白山大賞典(4着)といったダートグレード競走でも好走してきた馬。一方、ホーリーブレイズ(大井・福永厩舎<小林>)も中央5勝の成績を収め、オープンレースを中心に走ってきた馬ですね。

 結果はニュースでも紹介されていましたが、真島大輔騎手が手綱を取ったホーリーブレイズが、2番手から3コーナー手前では先頭に立って、2着のトーセンブルに2秒6差をつける大差勝ちを収めました。

「すごくいい馬です。もっと後ろからの競馬だと思っていたので、あれ?進んだ?っていう感じで、道中は楽でした。これから重賞でも楽しみな馬ですね」と真島騎手。

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▲レースを走り終えた後のホーリーブレイズ(撮影:高橋華代子)


 中央時代からも含めて、ここまで前目の位置につけられたのは初めてのこと。

「中央時代は後ろからの競馬が多かったようですが、ゲートはうるさいと聞いていたので、この中間は(ゲートでの)尾持ちの練習をしてきました。大人しかったので、あのポジションを取れたのは、尾持ち効果もあったのかなと」(福永調教師)。

 福永調教師のお話しを聞きながら、ノンコノユメを思い出しました(南関東ではゲートで尾持ち)。

 この後は短期のリフレッシュ放牧を挟み、9月9日の東京記念に向けていく予定だそうです。

 一方、テルペリオンは、矢野貴之騎手を背に、内の3、4番手から進めるも最後は12着でした。

「トモの手前の替え方が上手ではないので、この馬にはもっと短めな方がリズムは作りやすいかなと思いました。意外と1400mくらいの距離も合いそうな感じはして、追い切りはさすがの走りをしてくれるので、もっと走れていい馬ですよ」(矢野騎手)。

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▲レースに向かう前のテルペリオン(撮影:高橋華代子)


 高橋調教師のお話しでは、夏場は強い方ではないのでレース後はリフレッシュ放牧に出たそうで、今後についてはこれから考えていくそうです。

 ホーリーブレイズとテルペリオン。父の思い出のつまった砂上で、これからいっぱい活躍して欲しいです!

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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