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【関屋記念予想】関屋記念は競馬関係者も気づいていないトラックバイアスを狙う!

  • 2020年08月11日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年はミッキーグローリーの差し切り勝ち(撮影:下野雄規)


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 近4年、関屋記念のトラックバイアスは以下のとおり

2016年「 ・差し有利」
2017年「外有利・前有利」
2018年「外有利・ 」
2019年「外有利・ 」
※「コース取り・位置取り」、偏りがない場合は空白

 例年、馬場コンディションは「軽い〜稍軽い」と判定する軽めの馬場コンディションで行われているレース。近4年のうち3年は「外有利」のトラックバイアスが発生している。

 走りやすい状態の広く直線が長いコースでは、内をロスなく運ぶメリットがない。内を通ると馬群に包まれたり他馬との兼ね合いで走らされることで自分のリズムで走れず不利も受けやすい。

 なお、先週の新潟は例外的な馬場。開催当日の雨量が非常に多すぎた。今後の参考にはならない。

 先週を除いた今夏の新潟芝外回りは例年通り軽めの馬場コンディション。ほとんどのレースのトラックバイアスは「外有利」もしくは「超外有利」だ。これは関屋記念と同じ。

 このような馬場状況になると内枠は非常に乗りづらい。大きくパフォーマンスを落とす馬も目立つ。騎手や陣営のコメントで「敗因が分からない」と語られているのは「競馬関係者もトラックバイアスに気づいていない」からだ。「外有利」なトラックバイアスは、それだけ意識されていないのである。

 今夏や近年の関屋記念でみられるような「外有利」のトラックバイアスは、結果的に馬群の外側を通った馬が有利ということはもちろん「枠順」も重要だ。

馬場虎太郎

トロワゼトワルは芝1600mの世界レコードホルダー(撮影:下野雄規)


 トロワゼトワルの前走中京記念はトラックバイアス「外有利・超差し有利」と判定。開幕当初から路盤の状態が悪かった連続開催の最終日。好天が続いて乾いた状態ではあったものの、全体的に馬場が荒れていて当日は明らかな外差しの馬場状況になっていた。そのなかで軽い馬場コンディションの高速決着だった2走前のヴィクトリアマイルよりも速いペースで内枠から押して逃げる形では絶望的。大敗も仕方ない。

 トロワゼトワルは芝1600mの世界レコードホルダー。軽い馬場コンディションが得意なスピードに優れたタイプ。前走のように道中の追走で負荷がかかるような馬場コンディションは向いていない。レコードを出した京成杯オータムハンデがそうだったように外枠からじわっと自分のリズムで流れにのっていく形が良い。

・「軽い〜稍軽い」の馬場コンディション
・外枠

 この二つの条件が揃えば、大敗からの巻き返しが期待できる。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の関屋記念の予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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