スマートフォン版へ

関屋記念に縁が深いオーストラリアの名血

  • 2020年08月14日(金) 19時00分
その日の注目レースと狙い馬を網羅した亀谷敬正の「血統ビーム激走メモ」を発売!
殿堂入り予想家として公開する重賞やGIの予想に加えてぜひご覧ください!
こちらからご覧いただけます

スプリント指向の持続力とパワーが要求される


 オーストラリアは洋芝1200mのレベルは世界屈指の国。そして関屋記念はオーストラリアで実績を残す血統が走りやすいレース。スプリント指向の持続力とパワーが要求されるためです。

 2018年1着プリモシーンの母父はダンチヒ系でオセアニアの名種牡馬ファストネットロック。母のモシーン自体もオーストラリアの活躍馬。2着ワントゥワンは母父ファルブラヴがオセアニアで繁栄しているフェアリーキングの系統。

 2016年1着ヤングマンパワーの父スニッツェルはダンチヒ系でオーストラリアの名種牡馬。2017年3着、2016年2着ダノンリバティの母父エリシオもオーストラリアでは主流のフェアリーキングの系統。

 オーストラリアの主流系統ダンチヒ、フェアリーキングはいずれも芝1200m適性が高いノーザンダンサー系。同系統と同じく芝1200m適性が高いノーザンダンサー系のストームバード系も好相性(出走馬の系統はスマート出馬表を参照)。2017年7番人気1着マルターズアポジーは父がストームバード系。2017年2着ウインガニオンは母父ダンチヒ系。

 ミラアイトーンは父ロンロ。オーストラリアの名種牡馬。現役時代もオーストラリアの年度代表馬にもなり、G1も10勝以上。種牡馬としても、世界最高レベルの2歳限定の芝1200mG1ゴールデンスリッパーS勝ち馬のピエロを出すなど成功を収めています。スプリント指向でオーストラリア血統が走りやすい関屋記念にはピッタリの種牡馬。兄ストロングタイタンは芝2000mでレコードを複数記録。マイルでも勝利実績あり。妹のギルデッドミラーも高速馬場のNHKマイルCで3着。母系もマイル戦でスピードの持続性が問われる舞台が得意。

 トロワゼトワルの父はロードカナロア。現役時代は、オーストラリア産の馬が主流の香港芝1200mG1香港スプリントを圧勝で連覇。母系にも芝1200mの高速決着に強いカロ。父の母父は芝1200m適性も高いストームバード系のストームキャット。オーストラリア血統が走りやすく、スプリント指向のスピードの持続性が要求されやすい関屋記念向きの血統。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の関屋記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング