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シュテルングランツ、第二の馬生へ

  • 2020年08月17日(月) 18時00分
 今日は、ステイゴールド産駒のシュテルングランツについてお伝えしようと思います。

 シュテルングランツは中央競馬卒業生。2014年に京都競馬場から3歳デビューを果たすと通算5勝を挙げ、新天地の南関東へ。2018年の東京記念で的場文男騎手とのコンビで逃げ切り勝ちを収め、念願の重賞初制覇を飾りました。

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▲2018年の東京記念、的場文男騎手とのコンビで念願の重賞初制覇!(浦和・小久保厩舎時代)(撮影:高橋華代子)


 9月7日のお誕生日がくると64歳になる的場騎手。そんな的場騎手が当時、自身の持つ重賞最年長勝利記録を62歳12日に更新したことでも話題になりました。その時の懐かしいフォトです。黒光りした黒鹿毛の体が本当にカッコいい馬ですね!

 今年9歳になったシュテルングランツは、3月31日の船橋競馬場で行われた柏の葉オープンのレース中に、左前脚の繋靭帯炎を発症し、現役を引退しました。

 現在は、茨城県にある乗馬クラブエトワールさんで、第二の生活を歩み始めたそうです。

 しばらくはゆっくりと過ごし、5月上旬には症状が回復に向かっているという獣医師さんの診断により、運動の負荷を徐々に強くしていきながら、現在は低い障害なども飛べるようになってきたそうですよ。乗馬クラブエトワールさんのTwitterで、その様子が綴られています。

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▲大井・福田厩舎<小林>時代のシュテルングランツ。馬房でまったり中のところをパチリ(撮影:高橋華代子)


 そんな乗馬クラブエトワールさんでは、クラウドファンディングでご支援を募集中です。ご支援は、シュテルングランツの再出発を目指すための1年間の必要となる諸経費にあて、いずれシュテルングランツが再調教などを通じて別の場所で活躍の場を見出す場合は、新たな引退競走馬の育成費などに充てていく予定ということです。

「今回のプロジェクトを通じて、乗馬に興味を持って頂く方をもっと増やして、そのことが引退競走馬の需要を増やすことにもつながっていくと思い、活動しています」と、乗馬クラブエトワール代表の中島悠介さん。

 興味のある方は、クラウドファンディングのこちらのページをご覧ください。

 →【逆境グランツ!!】痛みを乗り越え、第2の馬生へ挑戦!!☆ご支援をお願いします☆

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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