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【ユーザー質問】「一番嫌いな日本語だけど…」気持ちを切り替えるためにしていること

  • 2020年08月18日(火) 18時02分
「Road to No.1」

トップジョッキーでも「難しい…」と語る気持ちの切り替えについて語ります(C)netkeiba.com


みなさんご存じの通り、ミルコ騎手といえば陽気で心優しきイタリアン。いっぽうで、ご本人いわく「メンタルのアップダウンが激しい」という課題もあるそうです。今回は、同じような悩みを持つファンからその対策を問う質問が。最近は、精神的に落ち着いているというミルコ騎手が辿り着いた境地とは!?

(取材・文=森カオル)

※このインタビューは電話取材で行いました。

Q「ずっとミルコ騎手のファンで、コラムやインタビュー記事などもほとんど読んでいます。そのなかで『気持ちのアップダウンが激しい。失敗を引きずってしまう』とお話しされていました。私も同じ悩みを持っているのですが、気持ちを切り替えるために何か意識していることはありますか?」(さおりんさん)


ミルコ 気持ちの切り替え……なかなか難しいですね。まず、日本とヨーロッパでは、競馬のスケジュールが全然違います。ヨーロッパはほとんど毎日競馬があるから、たとえば今日いっぱい負けても、明日も明後日もまたいっぱい乗る予定がある。だから、ストレスを溜めている時間がないね。でも、日本は今週結果を出せなかったら、次のレースまで1週間も時間があるでしょ? 僕にとってはそれがストレス。ずーっと考えてしまう。

──ミルコ騎手は、意外と考えすぎてしまうタイプなんですよね。考えすぎて、眠れなくなることもあるとか。

ミルコ あるある。「なんで? どうして?」ってずーっと考えてると、気分も下がってくる。ただ、最近の僕は本当にいい状態。勝てなくてもイライラしないし、めずらしく頭の中が落ち着いているから大丈夫(笑)。僕にとってはすごくいいことです。

──ずっと目指していた“フラットな状態”を保てているということですね。何かいいことがあったとか?

ミルコ ないない(笑)。思ったように結果が出せなくても、「こういうときもある、仕方がない」と今は思ってます。ホントはね、

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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