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【ベストパートナー】グランプリボス編 めちゃめちゃ大好きな先生の記念すべき初GIタイトル!

  • 2020年08月25日(火) 18時02分
「Road to No.1」

今回のベストパートナーはグランプリボス!(C)netkeiba.com


過去に騎乗した名馬を振り返る『ベストパートナー』。今回、思い出を語ってくれたのは、2010年の朝日杯フューチュリティSを制したグランプリボスです。このレースといえば、いまや押しも押されもせぬトップステーブルとなった矢作厩舎の記念すべき初GIタイトル。矢作師への思いや朝日杯で受けた制裁、そして一緒に挑戦したイギリスのGI、セントジェームスパレスSの思い出など、数々の貴重なエピソードを語ってくれました。

(取材・文=森カオル)

※このインタビューは電話取材で行いました。

乗り難しさでは、あのドゥラメンテといい勝負!?


──今回、振り返っていただくベストパートナーは、ミルコ騎手とのコンビで2010年の京王杯2歳Sと朝日杯フューチュリティSを制したグランプリボスです。

ミルコ グランプリボス! 懐かしいねぇ。僕のなかでグランプリボスといえば、やっぱり矢作先生。矢作厩舎の最初のGIでしょ?

──そうです。記念すべき初GIタイトルでした。

ミルコ そうだよね。だから僕もすごくうれしかったのを覚えてる。僕はね、矢作先生がめちゃめちゃ大好きです。優しいし、あの先生は大きなハートを持っている。グランプリボスは、ロイヤルアスコットでも走りましたね。あのフランケルと同じ競走に出たんですよ。

──2011年のセントジェームスパレスS(GI)ですね。

ミルコ そうです、そうです。あのときも矢作先生は僕を乗せてくれた。めちゃめちゃうれしかった。

──当時のミルコ騎手は、どこを拠点に騎乗されていたんでしたっけ?

ミルコ ちょうどイギリスで乗っていたときです。あの頃もけっこう大変だった。乗る馬を集めるのも大変だったし、毎日3時間以上、移動のために車を運転していた。それでも騎乗するのは2頭か3頭くらいで、全然結果が出せなくて…。毎日その繰り返しで、本当に大変な時期だったね。

──セントジェームスパレスSは、そんななかでの抜擢だったんですね。

ミルコ はい。先生がきてくれたときは、とってもうれしかったです。結果は残念でしたけど(8着)、あのレースは相手が強かったよ。それにしても、フランケルはめちゃめちゃ強かった! 4コーナーで併せにこられたとき、僕、めっちゃ怖かった……(苦笑)。

──怖かったとは?

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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