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【新潟記念予想】夏競馬のフィナーレにふさわしい大混戦!

  • 2020年08月30日(日) 18時00分

■新潟記念(GIII・新潟芝2000m外)フルゲート18頭


★3行でわかる! 新潟記念 攻略の糸口

1.人気サイドがハッキリ弱い。人気薄からの穴狙い推奨
2.穴馬は馬番1〜9番だけを狙い打ち。高齢馬も侮れない。
3.ハンデ55〜57キロの牡馬が中心。脚質は展開次第か。

データ特注推奨馬
 ★現時点ではなし

 荒れる夏のハンデ重賞らしく、新潟記念は人気サイドが非常に弱いレース。3番人気以内馬はなんだかんだで1頭くらい馬券に絡むが、トータル[4-2-2-22]で複勝率26.7%、複勝回収値54という低調な結果である。4〜6番人気や7〜9番人気から入って、相手にも積極的に人気薄を拾うような馬券で勝負したい一戦である。

 コースは基本的にフラットなのだが、新潟記念では内枠の強さが目立つ。内枠有利の裏付けとなるのが7番人気以下馬の成績で、ひとケタ馬番が[2-5-6-44]でふたケタ馬番は[0-0-1-44]という極端な結果となった。あとは、高齢馬が強い重賞であるのも、新潟記念の特徴だろう。人気薄で激走するケースが多いので、強い買い材料がある高齢馬は、積極的に狙っていきたい。

 ハンデは重すぎても軽すぎてもダメで、牡馬ならば55〜57キロを背負う馬を買いたいところ。脚質は基本的には不問で、展開や馬場次第では後方待機組でも狙えるだろう。現時点ではジャッジできない項目が多すぎるので、残念ながらデータ特注推奨馬はなし。いずれにせよ、ここは人気薄をガンガン買っていきたい。

【コース総論】新潟芝2000m外 Aコース使用

・コースの要所!

★人気サイドの信頼度は低め。好内容である4〜6番人気からの穴狙いが面白い。
★枠番の内外での差は小さくフラット。ただし多頭数の馬番16〜18番は割引か。
★瞬発力の要求度が高いコース。コース形態から差しや追い込みもよく決まる。





 2コーナー奥のポケットがスタート地点で、最初のコーナー進入まで約950mもの距離がある新潟芝2000m外。最後の直線も約660mと非常に長いため、コース全体の80%以上を直線が占めるという、かなり特殊なコース形態である。同じ芝2000mでも、楕円形に近くコーナーを曲がり続けるような札幌芝2000mとは対照的。当然、勝ち負けに求められる資質も大きく異なる。

 まずは人気別成績だが、人気サイドの信頼度や回収値は意外なほど低め。そのぶん人気薄の活躍が目立っており、なかでも4〜6番人気は複勝率29.0%、複勝回収値92という素晴らしい結果を残している。ここから入る馬券はかなりオイシイはずで、相手に7〜9番人気や10〜12番人気が激走するケースも十分に期待できる。少しひねった買い方のほうが、好結果を呼び込めることだろう。

 枠番の内外による成績差は小さく、ほぼフラット。馬番5〜8番の信頼度がやや高く、馬番13〜16番の回収値が高めではあるが、これだけで馬券が買えるほどではない。単純に内外を比較したデータでも、有意な差は見受けられなかった。ただし、多頭数における馬番16〜18番だけは割引が必要。16頭立て以上では、トータル[1-2-2-55]で複勝率8.3%、複勝回収値19という低調な結果に終わっている。

 最後に脚質面だが、こちらは先行勢と中団待機組がほぼ同等の内容。4コーナーを11番手以下で回った後方待機組も、それなり以上の頻度で馬券に絡んでいる。上がり上位馬が総じて好成績であるように、瞬発力の要求度が高いのも特徴。「先行勢も残るがやや差し優勢のコース」という結論となりそうだ。

【レース総論】新潟記念(GIII) 過去10年

・レースの要所!

★人気薄の好走率が非常に高いレース。7〜9番人気を中心とした穴狙いを推奨。
★コースデータとは異なり内枠が好内容。「真ん中よりも内」を重視したい。
★信頼度が高いのは先行勢で回収値が高いのは中団待機組。追い込みも届く。
★ハンデ55〜57キロの牡馬を中心視。6歳以上の高齢馬の活躍も目立っている。










 レースの平均配当は、単勝1375円、馬連7402円、3連複3万2061円といずれも高水準。その要因は人気サイドの弱さで、1番人気を筆頭に上位人気は「すべて弱い」といっても過言ではない。それを象徴しているのが人気別での複勝率で、なんと1〜3番人気や4〜6番人気よりも7〜9番人気のほうが高いという異常事態。馬券は、好内容である4〜6番人気や7〜9番人気を中心に組み立てたい。

 次に枠番だが、おおむねフラットだったコースデータとは異なる結果が出ている。ハッキリと内枠有利で、馬番1〜8番を重視するのが正解である様子。単純に内外を比較したデータでも、内が外を圧倒している。平均人気差がそれなりにあるとはいえ、これはそれだけでは説明できない成績差。ここはレースデータ重視で、「真ん中よりも内」に入った馬を狙ったほうがよさそうだ。

 脚質面は、コースデータよりも先行勢優勢。連対馬の過半数が、4コーナーを5番手以内で通過した先行勢だった。ただし、上がり上位馬は変わらず強く、差しや追い込みも相応に決まっている。長く続いた開催の終盤で、内や前が有利なバイアスになるイメージでもないので、ここは「脚質不問」という見立てが正解となりそう。脚質データではなく、当日の馬場や展開読みのほうが重要となることだろう。

 年齢別では、6〜7歳馬がトータル[3-4-4-65]で複勝率14.5%、複勝回収値97と存在感を発揮。昨今の芝重賞で、これほど高齢馬が強いレースは珍しい。爆発力があるのは大きな魅力で、一昨年はショウナンバッハが13番人気で3着に激走している。そして前走クラス別では、前走GI組とGIII組が好成績。新潟記念と同様に「サマー2000シリーズ」に組み込まれている、小倉記念からのローテで出走する馬に注目したい。

 気になるハンデについては、「軽すぎても重すぎてもダメ」という結論に。ハンデ57.5キロ以上を課せられた実績馬は、トータル[1-1-0-14]と期待に応えられていない。では、ハンデが軽ければいいかといえばそんなことはなく、ハンデ54キロ以下の牡馬も[1-2-3-44]と成績はイマイチ。斤量を適度に背負う55〜57キロの牡馬が、いちばん買いやすい。前走から斤量増か増減なしならば、さらに期待できそうだ。

 そして今回用意したのが、7番人気以下馬に限定した取捨データ。5項目を掲載したが、注目すべきは「馬番」と「前走人気」だろう。まず馬番だが、人気薄で激走した馬のほとんどが「ひとケタ馬番」で、ふたケタ馬番はトータル[0-0-1-44]と全滅に近い惨状。また、前走がふたケタ人気だった馬も不振で、ここはひとケタ人気だった馬だけを狙いたい。

 最後に騎手関連データ。関東圏の重賞ながら、関東所属騎手の成績がイマイチなのが見てとれるだろう。1着よりも2着、2着よりも3着が多いように、取りこぼしが多いのも特徴。アタマ取りができるのは、関西所属騎手や外国人騎手である場合のほうが格段に多い。継続騎乗ならば、1着固定で狙ってみるのも面白そうである。

【血統総論】


 血統面は、ディープインパクト産駒、ゼンノロブロイ産駒、ルーラーシップ産駒をプラス評価の対象とした。瞬発力の要求度が高いコースらしく、ディープインパクト産駒は連対率24.4%、複勝率36.0%という高い信頼度を誇っている。単勝適正回収値97.0と、この父にしては回収値も高めだ。爆発力が魅力のゼンノロブロイ産駒、勝率の高さにコース適性の高さが感じられるルーラーシップ産駒も、要注目といえるだろう。

★出走予定馬 総論×各論

 特別登録が出る前の段階で、フルゲート以上となる19頭が出走の意向を表明。前走目黒記念組やエプソムC組など、夏を休養にあてていた組が多数エントリーしてきた。日本ダービー以来となる3歳馬ワーケアが出走予定なのも、注目を集めそうだ。夏競馬を使われてきた組では、七夕賞の2着馬であるブラヴァス、小倉記念の2着馬サトノガーネットあたりが有力候補となりそうである。

 ハンデはもちろん騎手想定すらサッパリ把握できていない段階でのジャッジとなるが、現時点でのトップ評価はサトノガーネット。このレースと好相性である小倉記念組で、かなり不器用な脚質だけに、このコース替わりもプラスに働きそうだ。この組み合わせで展開が向くかどうかは微妙なところだが、ハマればここでも十分に通用するだけのキレ味を有している。ディープインパクト産駒らしい走りに期待したい。

 二番手評価に、目黒記念で好走しているアイスバブル。久々の芝2000m戦や初となる新潟など課題は多いが、それはどの馬も同じである。三番手と四番手評価に、展開利がありそうなアトミックフォースウインガナドル。中団〜後方からの競馬となる馬が非常に多そうなここは、狙ってみる価値が十分にあるとみている。ハンデや人気などが好走条件にマッチした場合には、ここから入ってみるのも一興だろう。

 ここまでが上位評価組で、以下はブラヴァス、ピースワンパラディ、ワーケア、カデナという評価の序列。人気を読むのすら難しい、超難解な一戦となりそうな気配だ。波乱傾向が非常に強いレースであるのは、繰り返し解説したとおり。夏競馬ををいいカタチで締めくくるためにも、ここでいい配当をビシッと仕留めたいものだ。


■総論×各論・先々週の馬券回顧



獲れた馬券を逃した感が否めない(#^ω^)ビキビキ

 上位に評価した3頭である01ノームコア、06ラッキーライラック、07ブラックホールの馬連ボックスで勝負(画像は載せてないですが01-07と06-07も買っている)したら、五番手評価のペルシアンナイトが2着に好走。札幌記念で鬼のように強い「4〜6番人気の内枠」なんだから、ここはしっかり押さえておかなきゃダメだよなあ。

 WIN5が長打コースで的中しそうだった(最終的には惜しくもハズレ)ので、レースの馬券にまで手が回らなかったというのが実際の話。時間的な余裕を失うと判断力が低下する好例ダネ(反省)。06ラッキーライラックで鉄板とは考えていなかった人にとって、この配当はかなり美味しかったはず。それだけに悔しい。

※コース&血統データは2013年以降、レースデータは2010年以降が集計対象です。
※ギャップ値(G値)は、当該条件における「平均人気−平均着順」を表すもの。プラスの数字が大きければ大きいほど、優秀な内容となります。

【予想】小林誠の勝負予想は『ウマい馬券』でチェック!

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競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

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